暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

奈良市にある昭和を代表する写真家、入江泰吉旧居を訪ねる。タイムスリップして昭和の偉人達と同じ空間を味わい感慨にふける。

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さてさて、今日は寒さも和らぎ、天気も良い。
ってことでバイクでツーリングに出かけたわけだが・・・
特に行く当てもなく、バイクに乗りながら考えよう。

なんて思って家を出た。
で、結局やってきたのは奈良県明日香村。

さてこれからどこに向かおうか。
とりあえず奈良公園でも行ってみようかなぁ。

特に行き先が思いつかないし・・・

で、奈良公園の中心地である県営登大路駐駐車場にバイクを停めようとしたんだけど・・・

警備員が、ここはバイクはダメ!
バイクは後ろの県庁前に停めて。

ってあっちあっちって言われて停めたんだけど。

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奈良県庁のスターバックスの真横やん。
しかもこれって無料ってことやん。
民間の駐車場ならバイクでも200円~300円ぐらい駐車場代とるよ。
へぇ~いいんだ。
こんなに堂々とロータリー横に停めても。
なのに無料だし。

こりゃ次回からここに停めよう。

奈良公園

奈良公園

奈良公園

奈良公園

奈良公園

とりあえず奈良公園の東大寺前をちょっと散策。
でも目的は奈良公園ではないんだな。

入江泰吉旧居

目的はこちら。
入江泰吉先生の旧居。

入江泰吉って誰って方。

入江泰吉は1905年生まれの写真家で、奈良の仏像や風景、祭事、万葉の花などを撮り続けた昭和を代表する作家なんです。

志賀直哉や白洲正子と親交が深かった人物。

この家は入江泰吉が戦後から亡くなるまで暮らした住居兼仕事場なんですね。

ちなみに入館料は大人200円。

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

こちらが客間。
テーブルもテーブル掛けも当時のものなんですと。

入江泰吉旧居

そしてこちらが客間の奥にある応接室。
入江泰吉は奥も窓際のソファに座っていたそうな。

そして手前のソファには志賀直哉や白洲正子が座って談笑をしていたとのこと。

実際に座っていいとのことで座ってみた。
昭和の偉人たちが今座っているソファと同じソファに座っていたなんてかんて感慨深いんだ。

めちゃリスペクトしている人達だけに恐れ多いような、またまた昭和の時代にタイムスリップしような不思議感じ。

入江泰吉旧居

いや~書籍も当時の物がそのまま残っている。

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

見晴らしの良い縁側の廊下を進むと。

入江泰吉旧居

こちらは茶の間。
撮影機材などもここに置いていたそうな。

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

こちらは夫人の衣裳部屋だったそう。

入江泰吉旧居

この部屋にはイラスレーターの成瀬國晴のイラスト画が飾ってある。

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

一番奥の部屋は書斎とアトリエ。
本棚には辞書や万葉集、歴史書、郷土資料など様々なジャンルの書籍が。
勉強家だったのだなぁと改めてそのインプットの量に驚く。

入江泰吉旧居

入江泰吉はこの庭で万葉の植物を育てていたそう。
万葉人の歌人の気持ちを身近に感じ、作品に反映したかったのだろうか。

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

入江泰吉旧居

こちらは庭を挟んだ離れの暗室。
モノクロ写真時代に現像を行っていた作業場を再現したもの。

私はフィルムの現像をしたことがないけど、入江泰吉がかなりこだわった暗室だったそうだ。

子供がいなかった入江泰吉は全作品を奈良市に寄贈し、その後、妻ミツヱが自宅を奈良市に寄贈したことで、このように一般に公開をされているのだそうです。

いや~。こりゃ貴重だよ。
入江泰吉は知らないけど古民家は好きだよって人も一度行ってみてよ。
新たな興味が湧くかも知れないから・・・

で、帰りは東大寺横にある和風レストラン三山で茶粥ランチ。
ここではいつも茶粥を頼む私です。

なんか胃に優しいそうなのでね。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。

kyukyo.irietaikichi.jp

ちなみに林修先生は白洲正子の「十一面観音巡礼」がおススメだという。
私はやはり「隠れ里」がおススメ。