- 全国的にも珍しい国指定文化財「名勝 養翠園庭園」は海辺にありながら海の景観を全く生かさず、山の景観を取り入れ、庭園の池は海水で泳ぐのは鯉ではなくクロダイなのだ。なんじゃそりゃ。
- 雑賀崎灯台
- 昭和の観光遺産
- 気分はイタリア、和歌山県のアマルフィ?「雑賀崎」へ。
- 新和歌浦
- 和歌の浦
全国的にも珍しい国指定文化財「名勝 養翠園庭園」は海辺にありながら海の景観を全く生かさず、山の景観を取り入れ、庭園の池は海水で泳ぐのは鯉ではなくクロダイなのだ。なんじゃそりゃ。

さてさて、やってきたのは和歌山県の名勝 元紀州徳川家庭園である「養翆園(ようすいえん)」。


紀州藩10代藩主・徳川治宝(とくがわはるとみ)が1818年やら約8年かけて造営した、池泉回遊式の大名庭園。
和歌の浦の景観をいかし、高津子山を庭園の背景に取り込んでいる。
全国的にも珍しい、海水を引き込んだ湖入の池には、三ツ橋・太鼓橋がかけられ、景勝地で有名な中国の西湖を模したといわれる。
ということらしい。


平成7年度NHK大河ドラマ「吉宗」のロケ地なのだとか。

拝観料は600円なり。


うわ~。ほんと海の真横にある庭園なのに、全く海感がない。
何故ここまで海の景色を隠したのだろうか。














庭園の池は海水なのでカニなんかもいたりするのだが。


面白いのは海の景色を消した庭園なのに、庭園の池にはクロダイが泳いでいるところ。
ほほう、日本庭園でコイではなくクロダイが泳いでいる庭園があるとはこりゃビックリだわ。

こちらは庭園内にある湊御殿。
御殿の中は撮影禁止。



なにゆえ、海の真横に海の景観を殺した庭園を造ったのだろう。
なのに池の水は海水で泳いでいるのは鯉ではなく、クロダイって世にも珍しい庭園だこと。
雑賀崎灯台



さて、続いてやってきたのは雑賀崎灯台。











はるか向こうに見えるのは和歌山マリーナシティ。


この辺りは観光ホテルの廃墟が多い。

雑賀崎灯台の駐車場は有料。
ちなみにバイクは300円。
が、駐車場の横のお店で200円引きのドリンク券が付いてくる。

こちらが雑賀崎灯台のたかのすセンターというお店。

お店のベランダからの景色がまら素晴らしい。

お店のベランダから屋上展望台へと登る階段。



雑賀ブルーのフルーツポンチをいただきながら、和歌山の海の景色を堪能。
昭和の観光遺産








和歌の浦といえば、ザ・昭和の観光地。
というイメージがある。
昭和の時代には社員旅行や慰安旅行で大宴会という旅行スタイルが多かったのだが。
そんな観光スタイルも廃れて、寂れていく観光地でも和歌の浦。
ここもかなり廃屋化していっている感じ。
気分はイタリア、和歌山県のアマルフィ?「雑賀崎」へ。



奥和歌大橋から眺める雑賀崎の景色がまるでイタリアのアマルフェなのだとしてかなり有名なのだけど。

こちらが奥和歌大橋。





どうでしょう。
アマルフィですかね。






個人的には和歌山のアマルフィの景色よりも、その後ろにあるジオパーク的な遊歩道が気になるのだが、ここは通れないように閉鎖されている。
残念。
新和歌浦






新和歌浦にも廃業したホテルがある。政府指定「新和歌浦観光ホテル」
地上階に見える建物はそれほど大きくないのだが・・・
上から岸壁を見おろすと。
かなり大きなホテルであることが分かる。(10階建て相当)
プールなどもあり、このホテルからの眺めも良さそうなのだけれど・・・人気がなかったのかなぁ。









新和歌浦の景観もアマルフィのように海岸に沿ってすり鉢状の街並み。
和歌の浦





ああ~子供頃に家族で来たのを思い出すわぁ~。
これぞ和歌の浦独特の情景だこと。

で、やってきたのは和歌の浦の玉津島神社。
この神社の裏にある山「奠供山(てんぐさん)」から眺める和歌の浦の景観が有名。


神社の裏から150mほど山を登る。



ほほう。ここが奠供山(てんぐさん)の展望台かぁ。
では、ここから眺める和歌の浦の光景を・・・





ここから眺める片男波海水浴場の松林の光景。
和歌の浦の景色は万葉の歌にもよく読まれており、山部赤人(やまべのあかひと)の一首によってその名が全国に知れ渡ったそうな。
「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る」




で、こちらは片男波海水浴場。
砂浜の長さは1200mと和歌山県随一の規模。




いや~。日本らしい光景だわ。
子供頃に家族で来た思い出が蘇るよなぁ。
ってことで、昭和の観光地、和歌の浦は今でもなかなかいいもんだ。
ではでは。

