さてさて、今日は滋賀県の絶景スポット。天空のパワースポットと言われる「太郎坊宮」へ。
なんか山の斜面にへばりつく様に建てられている参集殿。
こりゃ結構凄い光景だな。
岩壁にへばりつくように建っているのが本殿らしい。
太郎坊宮のあるこの山は標高350mの赤神山。
赤神山は、大昔から「神様の山」「天狗が住む山」とされてきたのだとか。
では、本殿目指して山の麓から歩いていきたいと思います。
なんか、本殿がはるか彼方に見えるんだけど。
わお!なんと本殿まで742段とな。
え~と、1階から2階に上がる階段が13段とすると、なんと57階ぐらいの段数。
どれだけ時間がかかるのか想像つかんけど。
お察しの通り、果てしなく続く階段。
階段の脇には随所に狛犬があり、それぞれに表情が全然違う。
ちょっとコミカルな表情の狛犬を見つけて撮影。
そんなことをして休憩しながらまた階段を登る。
ただただ階段を登るのみ。
大正時代のはじめ頃、この参道には1000基を超える寄進鳥居が建ち並んでいたそうな。
しかしながら、昭和になると良質の木材の確保が難しくなったため、次第に鳥居の数が減っていったそうな。
そして今、太郎坊宮ではかつての参道の姿を再建しようと、鳥居の寄進を絶賛募集中なのだとか。
さて、結構登って来たぞ!
ようやく参集殿まで登ってきたらしい。
ここからでも結構近江市が一望出来る感じ。
参集殿からさらに本殿へと再び階段を登る。
大きな岩の割れ目へと出て来た。
本殿へと向かうにはこの夫婦岩と言われる細い岩の裂け目を通る。
その幅約80㎝。
「善良な人が通れば願いが叶い、悪心ある人が通れば挟まれる」との言い伝えも残るそうな。
どうやらこの辺りは「湖東カルデラ」と呼ばれているそうで、火山活動でこれらの山々が生まれたそうな。
「湖東流紋岩」と呼ばれる岩石で構成され、湖東平野の特長的な地形景観となっているのだそう。
夫婦岩を抜けると、本殿。
ようやく742段制覇。
1段目スタートからここまで約20分ぐらいかかったかな。
そして、本殿から眺める近江市内も景観。
今日は大阪で木枯し1号が吹いたということもあり、空気の流れが速く、見晴らしが良かった。
下りは裏参拝道を通て降りていく。
カラス天狗を手水って珍しいよね。
実は太郎坊とは天狗の名前なんですね。
この山で修行をする行者の姿が天狗に見えたので、天狗がいる山と言われたそうな。
この神社の本当の名は「阿賀神社」というのだが、天狗の太郎坊がいた山ということで太郎坊宮という通称が全国に広まったそうな。
ちなみに全国に天狗ってどれだけいると思う。
なんと、かつて日本に12万5500天狗がいたそうな。
江戸時代に、全国の天狗を招集するお経、天狗経というものが書かれたそうだ。
そういえばそんな記事を過去にエントリーしていたなぁ。
いやいや、それにしても立派な参集殿だこと。
さて、せっかく近江まで来たので、帰りに伊賀市まで南に下って、前から行きたかった昭和レトロな銭湯「一乃湯」によって行こうと・・・
さてさて、滋賀県の近江から、伊賀コリドールロードで快適なドライブを楽しみながら三重県の伊賀市へ。
「一乃湯」に駐車場があるのか分からないので、近場の観光駐車場にて車を停める。
駐車場から歩いて300m程度の距離のよう。
すると小さな看板が・・・
後26mとな。
この看板の大きさ、そしてこの裏路地館。
本当にこのまま進んでいいのだろうか。
いやいやこりゃ絶対正規のルートじゃないよね。
銭湯の煙突は見えて来たのだが・・・
この道は抜け道っぽいぞ。
完全に裏の抜け道だな。
とはいえ銭湯の裏もレンガ造りの建物の壁が見えたりといい感じだわ。
なんか私有地を通っているみたいな印象なんだけど・・・
これでいいんだよね。
ほっ。あったわ。
一乃湯。
この銭湯、全国でも珍しく、登録有形文化財に指定された銭湯なんですよね。
味のある昭和レトロ銭湯として全国でも有名な銭湯なんですよ。
では、一風呂おじゃましまーす。
と番台で入泉料を払おうとすると・・・
番台のおばちゃんが。
「すみません、県内のお客様ですか?」と
「いや、県外の者ですが・・・」
「すみません、緊急事態宣言が解除されたものの、しばらくは県外のお客様にはご遠慮をいただいておりしまして。」
「あらまぁ、そうでしたか。」
「ちなにみここは県境ですので三重県以外の方でもこの界隈を生活圏にしている方は入浴いただいてもかまいませんが・・・」
「いやいや、私は遠路はるばる大阪から来たもので・・・」
「それそれは申し訳ございません。近くには○○という温泉もございますので・・・」
「いえいえ、一乃湯さんを目的に来たものですから・・・」
「それはどうも申し訳ない、県外のお客様の入浴が可能になればホームーページにも情報を載せますので、本当に申し訳ございません。
「いえいえ、そのようなご事情でしたら、また後日に。」
ということで入浴することは出来ず。
いつかまたリベンジすることに。
まぁどのような場所にどのような佇まいで存在する銭湯なのかが分かっただけでも良しとするかなぁ。
大阪への帰り道でススキの群生スポットを見つけて、しばし撮影。
今日は風が強くて肌寒いなぁ。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。