まるで異世界。京都市中川の北山大台杉
さてさて、今日は京都市中川の北山大台杉まで。
北山台杉って1本の幹から3~5本の立木がまっすぐ伸びているというちょっと珍しい杉なんですな。
で、その情景がまた異世界感があって面白い。
見てよこのファンタジックな情景。
なんかゲームの世界か映画アバターの世界って感じじゃない。
このあたり一体だけ南国のジャングルみたいで別世界の情景だわ。
台杉は、地上から1メートル前後の高さの台から、多くの立ち木が林立しているのが特徴。
この大台杉は、樹齢400年と推定され、この地域で最古かつ最大の台杉。
現在では、茶室や数奇屋建築で用いられる細い化粧垂木を生産するために育てられているのだが、古くは床柱のような太い磨き丸太もこの方式で生産されていたらしい。
台のところから四方に出ている枝を残すことによって、台の上の立ち木を伐採しても、次から次へと新しい芽が出てきて次の世代が育つので、植林をする必要がない。
このようにして、木材を生産する方法は、クヌギ、ナラなどの広葉樹では容易なんだが、杉などの針葉樹では極めて難しい。
このような方法で針葉樹の木材が生産されているのは世界で唯一、ここ中川だけであるといわれていて、400年以上も前に考え出された生産方法なんだとか。
鳥獣戯画で有名な高山寺 石水院へ
さて、先ほどの北山大台杉から嵐山街道を約10分程度走ってやってきたのは高雄観光駐車場。
ここに来た目的は高山寺石水院なんだな。
いやいや苔が美しい季節になりましたなぁ。
やはり苔は日が差している時に撮影をするのが一番美しい。
ん!何やら視線を感じる。
おいおい!なんちゅういたずらや。
不意打ちでびっくりするがな。
これ、重要文化財の子犬の像なんだけど、この場所にあると不気味すぎるやろ!
さて、気を取り直して高山寺石水院へと。
写真が緑被りするほど周囲の緑が濃く美しい。
で、高山寺といえば、世界でも有名なこの鳥獣戯画。
鳥獣戯画はここ高山寺の宝物なんですな。
こちらが国宝、石水院の絶景。
鎌倉時代の住宅の傑作といわれている。
で、こちらは鳥獣戯画を模写したもの。
京都の苔寺といえばやっぱり祇王寺。平家物語ゆかりの地
さてさて、先ほどの高山寺石水院で苔を見たら、苔つながりで祇王寺にでも行こうかなという事で、高山寺から移動すること約20分。
京都嵯峨にある祇王寺へ。
いやいや京都嵯峨といえば美しい青もみじの木漏れ日ですな。
いや~やっぱり苔には木漏れ日が映えますなぁ。
まさに京都嵯峨らしい光景。
祇王寺といえば平家物語の悲しいエピソード。
祇王と仏御前のお話は以前の記事で書いているのでそちらを参考にしてくださいな。
ってことで京都の緑を満喫したソロツーリングでしたとさ。
夕立が来そうなので、そろそろ京都亀岡から峠を越えて大阪へと戻るかな。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。