7月6日金曜日、朝6時。
スマホの避難警報にて目が覚めた。
私が暮らす市にて土砂災害警報が発令されたとの事。
前日より、関西エリアでは緊急警報が発令されているエリアが多数あり、桂川、鴨川の増水などでただ事ではない豪雨に警戒はしていた。
ベランダに出るとここ連日降り続く雨は今朝も止むことなく降り続いていた。
この日は前日よりJR西日本はほとんどの区間で運転を見合わせるとの情報を告知しており、私の通う沿線は午前9時以降に運転を見合わせるとの事だった。
早速、延滞情報を確認するとすでに始発から運転を見合わせているとの事だった。
私鉄の状況を確認してみると近鉄は通常運転、大阪メトロも通常運転らしい。
その日は三ノ宮にて10時30分に打ち合わせがあったのでJR西日本の運行状況を確認すると、神戸線の快速の運行は休止、普通しか運行していないとの事。
とにかく近鉄と阪神を利用して行ける所まで行こうと思い、(この時点で打ち合わせをキャンセルしようか判断が迷ったが)打ち合わせ時間の3時間前、7時30分に家を出た。
最寄りの近鉄線の駅までバスを待つも長蛇の列。
何本か来たバスには乗れず、またいざ、乗れたものの道路が大渋滞。
結局、近鉄沿線の最寄り駅に着いたのが9時。
家を出てから1時間30分後だった。
この時点でもう交通網がマヒし始めていると実感。
ここから三ノ宮まではもう時間が読めないって事で先方に連絡をして、日程を変更していただくことにした。
大阪メトロが通常運転とのことだったのでとにかく会社に向かう事に。
大阪市内の会社に着いたのは9時30分。
通常なら1時間程度の通勤時間なのだが、2時間もかかってしまった。
社員も少々遅れながらもなんとか会社に出社した状況。
会社に来てはみたものの、今後の天候の具合や交通インフラの状況が気になる。
気象庁によると更に豪雨は続くととの予報。
気象庁の情報をチェックしつつ、仕事を進めていた午前。
お昼休憩となり、昼食に近所の商店街に出かけると、商店街にある100均ショップのCan Do(キャン★ドゥ)が緊急の休店の張り紙が・・・
やはりスタッフの安全管理のためなのか。
そして昼食を食べながら情報を確認してみると、菅官房長官が特別警報を発表する可能性があるとの事。
これはやはりただ事ではなさそうだ。
Can Doも緊急休店だし、JR西日本も運転を見合わせているし。
とはいえ隣でビルの解体をしている作業員は午後からも豪雨のなか作業をしている。
あれ!作業中止命令とか出てないのかな。
一向に作業を中断する気配はない。
で、私は30分ほど悩んだ。
政府が特別警報を発表する可能性があるという事は、かなず発表するだろうと。
ただ、発表されてからでは遅いのではないだろうか。
特別警報が発令されれば、鉄道はすべて運休となるだろうと考えた。
この降り続く雨はこれまでの経験上ただ事ではなさそう。
なので、14時に社員全員帰宅の命令を出した。
本日は会社を緊急に営業中止にし、私自身も帰宅をすることに。
その帰路でも判断も迷った。
いざ、社員全員帰宅命令を出したものの、家に帰る途中、近鉄デパートは営業しているし、成城石井も営業をしている。
佐川急便も、花屋も、飲食店も忙しなく活動している。
あれ!人命を最優先する特別警報が発表されようとしているのに?
この状況を見て私はビビり過ぎたのかも知れないと正直思ったが、いや世の中の反応が鈍感すぎるとも感じた。
その後、大阪には特別警報は発令されなかったが、近隣エリアに特別警報が発令されることになった。
明けて7月7日土曜日、朝6時、大阪エリアの雨は一旦は収まったものの午後からまた雨との予報。
夜中降り続く豪雨に甚大な被害が出ているであろうとテレビをつけて確認してみると特別に報道番組が組まれている訳でもなく、平常時の番組が流れていて、テロップに災害情報が流れているのみ。
いやいやこちらの地域としては平常に暮らくモードではないのですけどと思いながら、NHKにチャンネルを変えると、災害情報になっていた。
やはり各地で土砂災害などの被害が多く、生き埋めのなっている人も多数。
岡山の浸水状況も報道されていた。
やはりただ事ではない。
早朝よりNHKニュースを見ながら自宅にて作業する。
すると昼前にNHKニュースが終わり、朝の連ドラに変わる。
えっもう早々に通常の暮らしモードに切り替わるの?
いやいやそんなの放送している場合じゃないでしょ?
と違和感を感じる。
近隣エリアにて特別警報が出ているんです。
状況判断の情報が欲しいです。
なんで、普通の番組が流れているの。
特別警報とはなんなのか。
なんで、エマージェンシーモードにならないの
結局JR西日本の状況判断が正しいってことになるのでしょうね。
今一度問いたいそんな心境で書き綴ってしまいました。