- 九度山駅にある話題のおむすびスタンド「くど」へ
- 真田幸村のゆかりの地、九度山の街並みを散策。
- むちゃむちゃ風情のあるボロ宿発見。その名も玉川亭。
- 道の駅「柿の郷くどやま」にておむすびを食する。
- 旧トロッコ道 竜王渓 新高野街道をハイキング
さてさて、GWの初日。
関西地方ではあいにくの天気になるそうで、天気予報だと午後から雨で荒れ模様なそうな。
ならばお昼過ぎまで出かけてみるかなと・・・
やってきたのは南海新今宮駅。
時刻は朝9時。
南海高野線に乗って九度山駅へと向かうことに。
コロナのせいで関西空港へと向かう南海ラピートも大幅に減便だそうな。
こちらは南海電鉄の高野特急。
特急に乗ればそりゃ早いんだろうけど、特急料金ケチろうかな。
ってことで、橋本行きの快速急行に乗ることに。
貧乏旅行はセコイやね。
南海電車に乗るの10年ぶりぐらいじゃなかろうか。
一番前の先頭車両に乗って、車窓を楽しむのも今日の目的の一つ。
大阪から和歌山県へと向けるトンネルが単線のトンネルになっているのがまた面白い。
さてさて、そろそろ和歌山県橋本駅かな。
新今宮駅から電車に揺られること約45分。
さて、橋本駅に到着すると反対側のホームで待っているのが極楽橋駅へと向かう各駅電車。
乗った車両がラッキーだったわ。
こりゃ車窓を眺めるにはもってこいの車両。
当然、先頭車両の最前列に座って車掌を眺める。
九度山駅にある話題のおむすびスタンド「くど」へ
さて、今回の目的は南海高野線「九度山」駅にある話題のおむすびスタンド「くど」。
なので橋本駅が3つ目の駅、九度山駅で下車。
九度山駅で下車して反対車線のホームへと向かう。
こちらが話題のおむすびスタンド「くど」。
ここのおむすびが美味しいらしく、関西のメディアで何度も紹介をされている。
お店は九度山駅のホームにあり、昭和の電車旅の風情が味わえるお店。
昨年ぐらいにここの存在を知ってからずっと行ってみたかった場所。
おむすびのメニューはいろいろあり、「灰干し鮭と干しえび」とか、「灰干しさば山椒」、「金山寺味噌」、「ぶどう山椒と猪しぐれ」など。
シンプルに「おかか」、「塩」、「ごま昆布」なども・・・
うーむ、こりゃ悩むわ。
で、結局。
「黒米ごま塩」180円。
「おかかはちみつ梅」190円。
「しゃけ」210円。
「ごま昆布」190円。
「ほうじ茶」150円。
合計990円なりということで。
すでににぎったものを提供するのではなく、注文してから握ってくれるのでしばらく出来上がるの待つ。
おむすびが出来上がるまでしばし撮影。
おむすびスタンド「くど」ではイートインも出来るそうで、古い車両を改装したのだろうか、趣のあるイートインコーナーがあった。
訪れた時は1組のカップルがイートインコーナーで食事をしていたので写り込まないよう、部分的に撮影。
今回はお持ち帰りで注文をしたので、どこかのどかな場所で食べるとするかな。
真田幸村のゆかりの地、九度山の街並みを散策。
さて、お目当てのおむすびスタンド「くど」のおむすびも手に入れたし、九度山の街並みを散策することに。
とはいえ、九度山に来るのはこれで3度目。
真田幸村に関する主要な観光地はすでに訪れているので今回はどうしようかな。
駅から道の駅「柿の郷くどやま」へと向かって歩く。
道の駅には観光案内所もあるので、まだ行ったことがない面白い場所があるかも知れない。
観光場所が多い、真田のみちを通て道の駅へと向かう。
こういう住宅が密集した町並みがなんともいい感じ。
風情のある古い町並み。
「つげ義春」の漫画の世界感を彷彿させる。
こういうのが好きなんだよね。
これ、「米金の金時」と呼ばれる2ⅿの焼き物。
こちらは「米金の金時」。
今も町の人々から親しまれているこの「米金の金時」は南紀荘平氏の作で彼が、大正のはじめごろ、東山に窯をきずいて焼きあげたものです。
高さ2ⅿあまり、こんな大きな陶像は、全国にもめずらしいといわれています。
荘平氏は大正時代のはじめ、九度山の有志らの後援で東山に本窯をきずき、陶器にその生命をうちこみました。
彼は天才肌の人で、窯場の小屋に住み、入り口に「わが屋をきぎすの窯とそしれども、月もさしこみ花も散り込む」と書いた札をぶら下げてありました。
大正七年(1916年)には瀬間のくぬぎ山をひらいて新しい窯場をつくりましたが、翌年那智山の不老軒から招かれて銀竜焼を創始し、大正9年(1920年)44歳で亡くなりました。
彼の作品は、大小さまざまの仏像や動物などの立体ものをはじめ、茶器、香ろう、皿、壷などのうつわの類も九度山の土味を生かした彼独特の野趣のあふれたものだったので九度山焼、または荘平焼と呼ばれています。
むちゃむちゃ風情のあるボロ宿発見。その名も玉川亭。
めちゃめちゃ昭和の雰囲気を残した旅館を発見。
GOTOトラベルクーポン取扱い店ということは今でも現役で営業をしているってこと。
こりゃいいわ。
今年、今更ながら上明戸聡著の『日本ボロ宿紀行』にハマって昭和感のあるボロ宿旅をしたいなぁと思っていたのだが、コロナ感染拡大でなかなか実行できず。
ネットでいろいろ調べたりもすのだが、この手の旅館ってネットではなかなか発見できず。
今回はそんな宿探しという目的もあったわけだが。
ここはコロナが終息した際には絶対に泊まってみたい宿だわ。
いやいやいい宿を見つけた。
散策していると中川旅館というのもあったけど、こちらはもうやってなさそうな。
道の駅「柿の郷くどやま」にておむすびを食する。
さてさて、お腹も減ってきたので道の駅「柿の郷くどやま」へと向かう。
さて、先ほど購入したおむすびスタンド「くど」で購入したおむすびでも。
このお茶がまたいい感じ。
昭和の駅弁にはこの形状のお茶がつきものですよね。
この容器は持ち帰ってまた再利用するとしよう。
おむすびを頬張りながら自然の景色を眺めるのはいいものだわ。
シンプルなんだけど味わいがある。
旧トロッコ道 竜王渓 新高野街道をハイキング
道の駅で情報を収集していると、高野山森林鉄道跡(旧トロッコ道) 竜王渓 新高野街道ハイキングコースがあるらしい。
午後から雨だとの予報なのだが、ぜんぜん雨が降る気配もないので行ってみることに。
コースは「九度山駅」から「上古沢駅」まで。
天候も気になるのだが、とにかく行けるところまで行ったみよう。
九度山役場へと向かう二股の道を左へと進む。
住宅が並ぶ道を進むとこのような林道。
ここが旧トロッコ道 竜王渓 新高野街道。
この辺りはまだ舗装されている感じ。
見上げると紀の川フルーツライン柿の里大橋。
小さな橋を渡り、落ち葉が多い林道へと進むといきなり・・・
目の前を野兎が凄い勢いで道の奥へと走り去っていった。
「え!いったいどこにいたんだ!」
って後で撮影した写真を確かめてみると・・・
なんと、道のど真ん中にいたわ。
ぜんぜん気づかんかったわ。
このハイキングコースはなかなかいい感じ。
道もしっかりと整備されている。
MAPによるとそろそろ橋梁を走る南海電車の車両の絶景撮影スポットらしい。
ほほう見えてきたぞ。
あれが南海電車の絶景撮影スポットなのかな。
なるほど、ここは抜け感がいい感じ。
橋脚を支える支柱がかなり年期がある感じだな。
とりあえず電車が通るのを待ってみるかと。
手すりに手をかけて待っていると、手にわさわさとした感触が・・・
わぉ!尺取虫だらけじゃないかよ。
で、電車を待って撮れた写真がこちら。
なるほどこりゃいい感じだわ。
この橋の下は竜王渓と呼ばれる絶景スポットらしく。
この辺りは、雨を降らせる神様である善女竜王が祀られいることから「竜王渓」と称されています。
透き通るような清らかな丹生川(玉川)が流れており、多くの甌穴(おうけつ)が見られる。
この遊歩道は、木材や資材を運ぶために使われていた高野山森林鉄道の跡地です。
昭和34年に廃線となった後は、九度山町が整備しました。
竜王渓森林整備プロジェクト実行委員会は沿線の森林の環境保全や美しい景観づくりを行ています。
との事。
しばし景色に見惚れていると、橋脚には特急高野が。
さてさて、歩を進めて、高野下駅へと向かう。
いよいよ高野下駅の駅舎が見えてきた。
かなり趣のある駅舎だこと。
空を見上げるとまだ雨は降らなさそうなので、もうひと駅歩くことに。
駅を離れて、再び林道へ。
どうやらこの辺りが渓谷美だそうで。
なんかもう夏の陽気なんだが・・・
これ本当に午後から雨がふるのだろうか。
どうやらこの辺りで高野森林鉄道のコースは国道370号線と合流するとの事。
こちら真田幸村グッズを販売している自動販売機。
こりゃ珍しい。
どうやらこちらが真田幸村、真田昌幸の隠棲の地らしい。
で、この辺りにはトロッコの跡が残っているらしいのだが・・・
この柱の上をトロッコが走っていたのかなぁ。
さてさて、天気はいいんだけど雷とかなってるので、そろそろ撤退した方がよさそうな。
九度山の集落を後にして・・・
下古沢駅へと。
ちょっと駅でゆっくりしようかなと考えてたのだけれど。
なんかすごくジャストタイミングで電車が来てしまったので、急いで乗り込む。
結局、雨はどうなったのだろう。
思いながら大阪へと戻ると、案の定、新今宮駅で激しい雨に。
まぁギリギリ天候に恵まれた感じ。
たまには鉄道で移動するのもいいかもね。
そんな今日この頃です。
ではでは。