暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

京都の観光スポット。青もみじと枯山水の日本庭園が美しい建仁寺と東福寺に行ってきたぞ!

建仁寺で国宝、俵屋宗達の風神雷神図屏風を見る

さてさて、本日やって来たのは京都祇園四条。
青もみじが美しい季節ですから、そうだ、京都に行こう!ってことで。

すっかりゴールデンウィークが終わってしまいましたが、京都祇園の人出は終わることなく今日も混雑。
修学旅行生やら海外からの観光客でたいそう賑わっている。

まずは祇園四条駅から舞妓さんを見るならここという祇園情緒のあるお茶屋の家並みで有名な花見小路を歩いて建仁寺を目指す。

花見小路を抜けると見えてくるのが・・・

京都最古の禅寺と言われる建仁寺。
鎌倉時代の建仁二年(1202年)に開創されたことから寺名は当時の年号から名付けられた。

建仁寺

北門を抜けるとすぐに本坊への入口が見えてくる。
賑やかな祇園の茶屋が軒を連ねる花見小路はすぐ目の前なのだが急に静寂の禅の世界へと空気が変わる。
ここには日本人なら誰もが知っている国宝があるんだな。

建仁寺

受付で拝観料大人600円を支払って中へ。
本坊内でのカメラ撮影は商用利用をしなければ基本OKとのこと。

建仁寺

本坊内に入ってすぐに目の前に現れた俵屋宗達の真作である風神雷神図屏風。
ほの暗い室内のその奥で神々しく金色の光を放つ。
なんとなく屏風のスケール感が分かるように撮影。

建仁寺

建仁寺

もちろんこの風神雷神図屏風はレプリカであり、本物は京都国立博物館に寄託されているが、レプリカといえどもこの迫力と鮮やかさ。
実は日本画の巨匠である俵屋宗達はかなり謎が残されていて、この絵を描く経緯も諸説あり、この絵がなぜ建仁寺に所蔵されたのかその経緯もはっきりとしない。
真ん中に大きな空間をとっているこの構図は、そもそも扇に描かれていた構図であったため、俵屋宗達は扇職人であったという説もあるそうな。

ちなみに風神雷神の絵は俵屋宗達以外にも6人の絵師が描いている。

俵屋宗達(生没年不詳)
尾形光琳(1658-1716) 
酒井抱一(1761-1829)
葛飾北斎(1760-1849
河鍋暁斎(1831-1889)
今村紫紅(1880-1916)
前田青邨(1885-1977)

尾形光琳や浮世絵で有名な葛飾北斎も風神雷神を描いていたとは知らんだ。

 

青もみじが美しい建仁寺の禅の庭、潮音庭(ちょうおんてい)

建仁寺

風神雷神図屏風に感動した後、本坊の廊下を進むと見えてくるのが禅庭である潮音庭(ちょうおんてい)

建仁寺

小書院と大書院の中庭となる潮音庭(ちょうおんてい)。
書院の柱、格子越しに広がる禅庭の景色はまさにこれぞ京都という感じ。

建仁寺

建仁寺

建仁寺

中央に3つの石を配置し、その廻りを青もみじで囲まれた禅庭。
もみじの葉を通して降り注ぐ木漏れ日が庭の苔の情景をいっそう風情のあるにしている。
禅の心得である、必要最小限、余分なものは持たない。
そんな印象を受ける簡素なお庭なのだが、小さなお庭だからこその心落ち着く美しさがある。

建仁寺

建仁寺

建仁寺

縁側に座って何時間でも眺めていたい。
そんなお庭だった。

建仁寺の枯山水の日本庭園「大雄苑(だいおうえん)」

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺でのもう一つの見どころがこちらの枯山水の日本庭園、大雄苑(だいおうえん)。
昭和の天才作庭家のひとりである「植熊」三代目の加藤熊吉が手掛けたのがこの大雄苑。
非常にシンプルながら雄大な海に浮かぶ島々を眺めるかように配置された景石。
その背景には赤松越しに広がる青空。
こちらも禅寺らしく、引き算の美しさが見るものの想像力を掻き立てるお庭になっている。

建仁寺

建仁寺

建仁寺

大迫力の法堂天井絵、双龍図

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺は他にも見どころがいっぱい。
こちらは建仁寺の法堂(はっとう)にある天井画。
2002年に創建800年を記念して小泉敦作画伯が描いた双龍。
天井狭しと詰め込まれた阿吽の口をした2匹の龍の迫力たるや。

建仁寺

建仁寺

建仁寺

建仁寺

お庭に水まきをする情景もまた風流なんだな。

建仁寺

 

京都のもみじの名所である東福寺へ。

東福寺

東福寺

東福寺

さて、続いては京都のもみじの名所である東福寺へ。
先ほどの建仁寺の最寄り駅である京阪祇園四条駅から電車に乗ること約5分。
東福寺駅で下車、歩いて約6分で東福寺へ。

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

まさに緑に囲まれた東福寺の通天橋。
東福寺の名前の由来は奈良県の東大寺と興福寺から「東」と「福」の字を取り、東福寺と名付けられたそうな。

東福寺

こちらが東福寺への入口、日下門。

東福寺

東福寺

いや~それにしても今日はいい天気だこと。
受付で東福寺本坊庭園(方丈)・通天橋・開山堂共通拝観券を購入。
大人1000円。

東福寺

こちらが通天橋と呼ばれる回廊。

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

こちらの緑も非常に美しい。
まさに緑萌えですな。

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

近代庭園の傑作とされる東福寺の本坊庭園へ。

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺の枯山水もシンプルながら風情のある景色。
ちょっとお庭の苔が残念な色になっているけど・・・
八相の庭と呼ばれているそうな。

東福寺

東福寺

東福寺

新緑の緑と青空のコントラストがなんとも美しい。

東福寺

東福寺

東福寺

東福寺の本堂の天井に描かれた蒼龍図もなかなか見応えがあるぞ。

東福寺

東福寺

いや~今日はいい天気でしたね。
明日からの週末は天気が悪いそうですから今日来れて良かった。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。