関西で雲海の撮影スポットといえば・・・
兵庫県竹田城、京都大江山などが有名ですが、奈良県野迫川村の高野龍神スカイラインからも雲海が撮影できるとの事でちょっと下見に行って来ました。
どうやら奈良県野迫川村は雲海景勝地として有名っぽい。
知らなかったけど。
- 国道371号線
- 高野龍神スカイラインの雲海景勝地
- 雲海景勝地その2
- 鶴姫公園展望台へ。
- 野迫川村総合案内所であまごの塩焼きを頂く。
- 平維盛(たいらのこれもり) 歴史の里へ。
- バイクで初めてのダートを経験。
国道371号線
大阪から国道371号線で、和歌山県橋本市をぬけて、奈良県野迫川村を目指す。
あれ、奈良って大阪の隣じゃないの?
なんで和歌山を経由するの?
って思われるかも知れませんが、熊野、高野界隈の山の中は奈良、和歌山、三重が複雑に入り組む場所なんですよね。
ひたすら峠を越えて、越えて、越えて。
大自然の景色の中を進み、高野山を超えて奈良県野迫川村へ。
大阪から高野山を超えると和歌山なんだけど、奈良なんだな。
ややこしい。
国道371号線は狭い林道なので、この道を走る車は少ない。
バイクツーリングを楽しんでいる人もほとんど出くわさなかった。
高野龍神スカイラインの雲海景勝地
さて、ここが雲海景勝地ポイントその1。
高野龍神スカイライン沿いにある雲海景勝地。
昼間なので雲海は出てない。
まぁ下見なので。
それにしても見渡す限りの山、山、山。
この山深さは美しくもあるのだが、何か自分の身にトラブルが起きると面倒な事になるというリスクも考えないといけない。
ケータイの電波も繋がらない場所ですからね。
実際に私は吉野の山奥で車がパンクをするというトラブルに見舞われた事がある。
もちろんケータイは圏外である。
結局、ケータイの電波が届く場所まで約5㎞ほど移動しなければならなかった。
この場所には見晴らし台なんてのもある。
こちらは見晴らし台からの光景。
雲海が発生するとこのような写真が撮影できるようだ。
こりゃ見事だこと。
今日の雲は雲海のように低くくはなく、天高くあるのだけれど、このような夏らしい雲も良いもんだ。
雲海景勝地その2
奈良県野迫川村には雲海景勝地が3つある。
ここは雲海景勝地第2のポイント。
奈良県道・和歌山県道733号川津高野線沿いの雲海スポット。
何処までも山の尾根が続く光景は圧巻だな~と。
雲海の光景も幻想的だけど、この緑を雲で覆ってしまうよりも、果てしない尾根尾根に続く緑豊かな光景も清々しいものだ。
このような景色がドライブウェイから手軽に眺めれるのはいい。
鶴姫公園展望台へ。
続いてやってきたのは、高野龍神スカイライン沿いの鶴姫公園展望台。
なんだか人が少ない。
っていうか鶴姫公園展望台には観光客が一人もいない。
展望台を訪ねると、意外に展示スペースがきれい。
っていうか、センサーが感知して、パッとスポットライトが着いてビビった!
あまりの人影の無さに少々、恐る恐るだったもので・・・
野迫川村で古くから語り継がれてきた「鶴姫」の物語。
その主人公で実在した「鶴姫」は、今なおこの土地の人々に慕われ続けています。では物語のあらすじをご紹介しましょう。
平安時代のこと、「鶴姫」は平基継の娘として平家に生まれました。
時はまさしく武力で源氏を制圧した、平家の天下でありました。
しかし、「おごる平家は久しからず」。
この有名なことわざが示すように、平家はやがて源氏との戦いに敗れて次第に落ち延びていくのですが、その混乱のさなか「鶴姫」は愛しい人を求めて運命に立ち向かっていきます。
いつの時代も人びとの心をとらえて離さない「鶴姫」のお話。
これは動乱の時代を恋に生きた、一人の女性の美しくもせつない物語です。
って事で鶴姫の恋物語のパネル展示がある。
さて、こちらが展望台。
それほど風が強いわけではないのだけど、展望台の上は結構揺れる。
いや~、これはなかなかの見晴らしだこと。
こちらは紀伊水道方面の景色。
こちらは田辺、熊野方面の景色。
っていうか眺望は抜群なんだけど、誰もいないんだよな。
ポツンと一人ぼっち。
心なしか、雲が近い感じがする。
展望台の裏には鶴姫の墓が・・・
野迫川村総合案内所であまごの塩焼きを頂く。
こちらは鶴姫公園展望台の入口にある野迫川村総合案内所。
どうやらあまごの塩焼きがあるそうなので、ちょこっと小腹を満たしに・・・
なかなか雰囲気のある店内。
誰もいないなぁ。
さて、あまごの塩焼きを頂く。
500円なり。
臭みもなく、シンプルに旨い。
川魚の蛋白な味があっさりとしていて暑い夏にはちょうどいい。
平維盛(たいらのこれもり) 歴史の里へ。
いやいや、このあたりは交通事情がいろいろありますね。
通行止めの場所が多く、かなりの迂回をしてやってきたのは平維盛 歴史の里。
この迂回は計画外なので少々ガソリン残量が心配。
平維盛(たいらのこれもり)は平清盛の孫。
かなりのイケメンで、戦嫌いであったらしい。
源氏と平氏との合戦、一の谷の合戦で敗れた平維盛は、熊野水軍の援軍を求めて、熊野へとやってきたものの、天下の情勢はすでに源氏側にある事から、熊野水軍の援軍は断られてしまう。
平家にあった源氏は、その後、源頼朝の命令で平家狩りを行う。
平家の援軍の話を断った熊野水軍。
これまでの平家の恩恵に報いるため、平維盛の逃亡を助け、奥熊野の山岳地帯へとの逃す。
平維盛は京都にいる妻子に会うため紀伊山岳を北上し、奈良県野迫川村へと到着。
山岳流浪潜伏すること約30数年。
源氏の追跡と山岳突破の疲労により、この野迫川村にとどまり61歳で亡くなったとの事。
結構、緑が映える場所だわ。
さて、周辺をブラブラしていると、「にゅうめん」との看板が・・・
「ふえのちゃや」という食事処があるっぽい。
って、食事処ってどこ?これなの?
全くそれっぽくないのだが・・・
いやいや管理センターって書いてあるし・・・
で、管理センターの中に入ってみると・・・
管理センターの奥にふえのちゃやというのれんを発見。
こりゃちょっと分かりにくいかも知れないなぁ。
さて、にゅうめんを頂きに、入ってみましょうかね。
わお~!
めちゃ緑映えするいい雰囲気の食事処じゃないですか!
お座敷もあり、レトロな扇風機が回っていたり、こういう食事処、大好物でやんす。
注文したのはにゅうめん定食、800円なり。
田舎に来たからにはこういう食事がいいもんなんです。
都会でにゅうめんを食べる機会は少ないからね。
にゅうめん大好物です。
バイクで初めてのダートを経験。
バイクのガソリン残量が気になっていた。
どこか近場でガソリンを入れないと、ガス欠になって身動きが取れなくなる可能性も。
10㎞先にガソリンスタンドがあるのだが、そこまでの主要道路は通行止めになっている。
迂回をすると20㎞以上も走る事になるが・・・
たぶんまだ50㎞ぐらいは走れるのだろうけど
あまりギリギリの状況にはしたくない。
これも山奥にい行く場合のリスク回避である。
ガソリンは余裕を持って給油するに限る。
って事で食事処のお店に方に、ガソリンスタンドまでの近道はないか尋ねたところ、GoogleMapでは表示されない近道があるとの事で教えてもらった。
また、土曜日はガソリンスタンドが早く店を閉める事もままあるらしく、わざわざガソリンスタンドに電話をして、閉店時間の確認をしてくれた。
本当、ありがたい。
さて、食事処で教えてもらったGoogleMapにはない近道を進んで行くと・・・
まさかのダート!
そういえば、お店の方はしばらく進むと舗装された道路に出ると言ってわ。
そういう意味だったのか。
うお!これはバイクで初めてのダート道。
まぁ、何事も経験しないと上手くはならない。
ヴァルシスはちょっとした未舗装の道路も対応しているはず。
タイヤよ、パンクしないでくれよと祈りながら。
なんとか無事に通過。
まだ普通二輪の免許を取得して1ヵ月未満。
まさかの不意のダートでちょっとビビってしまった。
って事で奈良の山奥まで行きましたとさ
っていう話です。
ではでは。