暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

日本一短い単独路線、和歌山県の紀州鉄道に乗るバイクツーリング。和歌山グルメのせち焼きを食べてきたぞ!

さてさて、今日は日本一短い単独鉄道、和歌山県の紀州鉄道に乗るために、和歌山県のJR御坊駅を目指すバイクツーリング。

大阪から国道480号線で和歌山へと抜けて、道の駅「くしがきの里」にてしばし休憩。

 

お彼岸も過ぎたというのにまだまだ暑い。
が、空はすっかり秋の雲。
海南市から有田川への峠越えにて。

 

さて、大阪から下道を走る事約3時間30分。
ようやくJR御坊駅に到着。
時刻は11時30分。

 

御坊市の人口は2万4000人ほど。
和歌山県の中部に位置する市で中部エリアの中核都市。
和歌山県の住みよさランキングで4年連続1位なんだそう。

さてさて、紀州鉄道ってどうやって乗るんだろ?
どうやらJR御坊駅の0番ホームが紀州鉄道ののりばとのこと。
運賃は電車内での支払いとなるため、ICカードをタッチしないで改札を抜ける。
ICカードをタッチしないで改札を抜けるってなんか気持ちがすっきりしないものだ。
それだけ生活の中で習慣化されてるんだろうな。
改札を通ると無意識にICカードをタッチしてしまうな。

 

さて、ホームに入ったものの、まだまだ電車が来るのは先なようで。
再び改札を出て、待合室でしばらく電車が来るのを待つ。

 

待合室には紀州鉄道グッズが展示されている。
グッズは紀伊御坊駅にて販売とのこと。
なるほど紀伊御坊駅にも寄ってみるか。

 

さてさて、電車の発車時刻が近づいてきた。
紀州鉄道は1時間に約1本ペースで運行されているようだ。

 

そしてこちらがJR御坊駅のホーム。
先へと進むと0番ホームとなる。

 

右側の線路が0番ホームで紀州鉄道ののりばとなる。

 

電車を待っている間に特急くろしおが停車したので撮影。

 

さて、ようやく12時17分発の紀州鉄道がやって来た。

かわいらしいKR300系のディーゼル車両。
停車駅は5駅で、路線の距離はたったの2.7㎞。
終着駅から終着駅まで約8分という短さ。

 

車内はクロスシートとロングシートがある。

 

JR御坊駅から終着駅の西御坊駅までの運賃は180円。
ICカードは使えないとのこと。

 

非常にシンプルな運転席。

 

電車に揺られて終着駅の西御坊駅を目指す。

 

民家の隙間を縫うように電車が走る。
車窓を眺めて、気分が高まっているうちに終着駅の西御坊駅。
8分とはこれほどに短い時間だったか。

 

西御坊駅はかなりレトロ感がある。

 

次の折り返しの発車時刻まで30分以上あるので、紀伊御坊駅まで歩くことにした。

 

西御坊駅から紀伊御坊駅までは歩いて約15分。

 

御坊市はその昔、浄土真宗本願寺の坊舎「日高御坊」を中心に寺内町として栄えた。
また、各地の特産品を取り扱う問屋が軒を並べ、有田みかん、ロウソク、酒、油など取引が活発となる。

江戸時代には紀州の大型帆船「日高廻船」が活躍し、大阪や江戸への物資輸送が盛んとなり、御坊では旅籠なども繁盛したそうな。

そのような御坊の歴史もあり、昭和3年に御坊臨港鉄道(現紀州鉄道)が開業したわけだ。

昔は和歌山屈指の商業都市だったんだな。

 

で、紀伊御坊駅へと到着。
こちらが紀州鉄道で唯一の有人駅となる。

 

こちらが駅構内。
改札機がないのが面白い。

 

こちらが紀伊御坊駅で売っている紀州鉄道のグッズ。
鉄道むすめ「日高かすみ」のグッズが沢山。

 

で、買ってみた。

 

このレジ袋もなかなかいい感じ。
これはこれで取っておきたい。

 

で、買ったのは鉄道むすめのトートバッグ1100円。
記念だから。

 

また紀州鉄道カードももらえた。
ダムカード、マンホールカードは知っているけど、鉄道カードってのもあるんだね。
ポケモンカードとか、ワンピースカードとかのカードバトルゲームがあるけど、
鉄道カードのカードバトルゲームがあればそれなりに売れそうな気がする。

 

こちらが紀伊御坊駅ののりば。

 

キハ603が展示されている。

 

こちらはキテツ2号という車両らしい。

 

この枕木の留め金、ちょっと変わっているな。

 

さて、JR御坊行きの電車がやって来た。

 

再び紀州鉄道に乗ってJR御坊駅へと向かう。

 

そしてあっというまにJR御坊駅へ。

 

帰ってきたぜ!JR御坊駅。
さぁこれから御坊名物の「せち焼き」を食べに行くぞ!

 

 

さてさて、やって来たのJR御坊駅からバイクで3分の場所。

 

せち焼きのやましたさん。

 

元祖せち焼きとのれんに書いてある。
せち焼きって何よ?
それは後で説明する。

 

店内に入ると芸能人のサインや写真がずらりと飾られている。
関西圏の情報番組では結構有名なお店なのだ。

 

で、こちらがせち焼きのおしながき。

 

イカと刻んだキャベツを鉄板で焼く。

 

そこに焼きそばを投入。

 

生卵と交ぜわせて平たくして焼く。

 

ひっくり返して、お好みソースとマヨネーズ、かつお節、青のりを加えてイカせちの完成。

せち焼きとは焼きそばをお好み焼き風に焼いたものだ。
これが、お好み焼きよりも仕上がりが早いんだ。

せち焼きの名前の由来は・・・
常連客が焼きそばを卵でせちごうてくれ(ごちゃまぜにしてくれ)という注文から誕生したそうだ。

 

これはナイスアイデアだな。
お好み焼きは焼くまでに20分ほど時間がかかるが・・・
焼きそばなら時短となる。
それでいてお好み焼きの味が味わえるとなると。
もうこれでいいやんってなる。
せち焼きって「せっかち」という意味だと思っていたのだが・・・

 

 

 

さぁて帰りに湯浅駅に寄ってみた。

 

今日は湯浅祭りがあり、花火が上がるのだとか。

久しぶりに醤油発祥の地、湯浅駅に来たが、旧駅舎がカフェレストランになっていた。
ほほん、これはこれでいつか食べに来たいものである。

 

さて、湯浅をサクッと素通りして、大阪へと帰ります。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。