さてさて、本日やって来たのは和歌山県田辺市にある川湯温泉。
奈良県との県境にあり、熊野本宮大社にほど近い温泉街。
熊野川の支流である大塔川の河原から温泉が湧き出る事で有名なスポット。
川の砂利を掘り起こすと温かいお湯が沸きでるわけです。
で、12月~2月末日の間、大塔川をせきとめた日本一大きいと言われる大露天風呂が冬季限定で運営されるのです。
奈良県五條市よりひたすら下道で国号168号線を約80㎞ほどひた走る。
谷瀬の釣り橋を超え、十津川温泉を超え、自宅を出発して約3時間のドライブ。
20年以上前ならば5時間ほどはかかっていたと記憶をしている道のりですが、今は様々なトンネルや道路の整備が進み約半分の時間で来れるようになった。
うん、20年前に訪れた時よりもはるかに走りやすい道になっている。
何やら吊り橋上からぶら下がっている巨大な人形。
ってこれはミニオンか。
その他、金魚やら今年の干支のイノシシやら。
これはいったいどのような意味があるのだろう。
気になる。
車をそのまま走らせ、見えてきたのは仙人風呂。
混浴温泉で水着の着用が必要。
仙人風呂を過ぎて200mほど進むと無料の観光駐車場があるそうなのでそちらに向かう。
こちらが無料の観光駐車場。
約36台ほどの駐車が可能。
この日はちらほらと空きがある状況。
ちなみに到着時間は13時30分。
駐車場の脇には更衣室がある。
ここで水着に着替えるわけですが、更衣室のスペースは約4畳半ぐらいかな。
大人3人ぐらいが無理なく着替えれる感じ。
綺麗で清潔感のある更衣室で、この日私が着替えている最中に一人入ってきたぐらい。
ちなみにロッカーとかそのようなものはありませんからね。
ただただ着替えるだけのスペースです。
ここで水着を着用し、上着を羽織り、はだしで靴を履いて仙人風呂へ。
更衣室から仙人風呂までは約200mほど。
海パンに上着を羽織り歩いて移動。
少々恥ずかしさもあるのかもと思うかも知れないが老若男女問わずそんな感じなので
問題なし。
駐車場から海パンで200m歩いて、仙人風呂へ。
足湯で済ませている人も多いですけど、年配のご夫婦やカップルで入浴している人もちらほら。
いやいやいい湯だわ。
高温注意の看板がある場所もあり、近寄るとアチッってなるほどの熱湯が沸き出ている。
このブクブクを気泡が立つ場所から温泉で出ているもよう。
この気泡の近くはかなりの高温。
で、その気泡がタイミングによって場所が変わったりするので適温のポジションを見つけるために移動するのが面白い。
私たちの後に年配の夫婦が入ってきて、ちょっとぬるいなぁなんて言ってたので、この気泡の辺りはかなり熱いですよって教えてあげた。
はたまた、若者3人組がかなりの高温場所から風呂に入ろうとしており、アチッ!アチッ!ってなっていたので、そこは高温注意なので、もっと右側から入った方がいいなどとおせっかいを焼いたりしながら・・・
なんだか湯につかると、見知らぬ人とも、どこから来たのかとか、お互いの素性を話合うのも不思議な効果・効用なのだろう。
程よい硫黄のにおい。
川なので当然足元は砂利だったりする。
真冬とは言え、15分程度浸かっていると体が芯から温まる。
こりゃ長時間かけて来たかいがあった。
いやいや無料でこのような大自然の露天風呂に入れる場所はそうそうない。
ここはそんな貴重な体験が出来る名湯。
さて、帰りは川湯温泉から車で10分程度の場所にあるカフェ「くまのこ食堂」へ。
お店の雰囲気は民家にお邪魔したような感じのとても落ち着きがある店内。
ここで遅めのランチ。
いただいたのは熊野あまごと野菜のフリッター定食~アジアンソース添え~1300円。
こりゃなかなか旨い。
あまごと野菜のフリッターも旨いのだが、純粋にご飯そのものが旨かった。
やはり水が綺麗なのだからなのか。
湯上りの火照った体でゆっくりと過ごすにはとても心地よいお店だった。
いや~約20年ぶりの川湯温泉。
お金はあまり使わなかったけど、随分と贅沢な時間を過ごさせていただきましたよ。
ちなみに冬季以外の季節や水着での混浴に抵抗があるって方はこちら。
公衆浴場もありますのでツーリングやロングドライブの疲れを癒すのにおススメですよ。
ではでは。