さてさて、今日はコロナで約3年ぶりの祇園祭の宵々山ですね。
ってことで京都へと向かう。
といっても祇園祭が目的ではなく、今日から夏の特別拝観が始まった瑠璃光院へ。
瑠璃光院って聞いたことないなぁ~。って方。
後で出て来る写真を見れば、「あっ!この景色見たことある!」ってきっとなるはず。
京都の中心地から敦賀街道、国道367号線で北上して上高野東山という場所。
高野川が流れる静かな山間に瑠璃光院がある。
ちなみに周辺には全く駐車場がないので車で来るのはおススメしない。
京都の中心からそれほど離れてないんだけど、とても綺麗な高野川。
高野川を渡るとすぐ目の前に叡山ケーブルの八瀬駅。
平日だからか人がほとんどいない。
叡山ケーブルの八瀬駅の前を通って50mほど下ると茶屋があった。
おにぎりとおつけもん、鮎の塩焼き、から揚げ、焼きそば、かき氷などがいただけるらしい。
さらに進むを橋があり、その橋を渡ると・・・
叡山電鉄の八瀬比叡山口駅がある。
ほほん、瑠璃光院に来るなら出町柳から叡山電鉄で来る方が趣があるし便利なんだな。
さてさて、叡山電鉄の八瀬比叡山口駅から瑠璃光院は歩いて5分なんだとか。
山の麓の静かな道。
ぽつりぽつりと住宅が建っている。
どうやらこの辺りはサルが出没するようだ。
全く歩き足らないぐらいの距離に瑠璃光院があった。
おいおい、これは拝観者が多いピーク時には入場規制がかかり、この場所で行列が出来るってことなのか。
さすが近年話題の映えスポットだわ。
拝観料2000円という強気の料金設定でもこれだけの人が来るのか。
ここ「八瀬」は「矢背」とも記されるように。壬申の乱(672)で背に矢傷を負った大海人皇子(天武天皇)が「八瀬の窯風呂」で傷を癒したことから、平安貴族や武家の時代を通じて「やすらぎ
の郷として長く愛されてきた。
この地には、当初、明治に建てられた別荘があり、三条実美(さんじょうさねとみ)はこれを「喜鶴亭」(きかくてい)と名付け、直筆の命名額が当院に残されている。
「喜鶴亭」は茶室名として現在も受け継がれている。
その後、昭和初期にかけて、1万2000坪の敷地に東山を借景とした築庭と延べ240坪に及ぶ数奇屋造りに大改築された。
建築にあたった棟梁は、京数奇屋造りの名人と称された中村外二(なかむらそとじ)、築庭は、佐野藤右衛門一派の作と伝えられている
その後現在まで、日本情緒あふれる名建築・名庭として著名人をはじめ多くの人々に親しまれ、近年では囲碁本因坊や将棋名人戦の舞台にもなったことが知られている。
山門を入ると、数十種類のもみじや苔、数百本の馬酔木(あせび)、比叡山の伏流水が、主庭「山露路の庭」、「瑠璃の庭」、「臥竜の庭」を四季折々の趣で彩っている。
なるほど、ここ八瀬の名の由来は矢背から来ていて、壬申の乱で大海人皇子が背に負った矢傷をここで癒したんだな。
こちらが山門と呼ばれる場所。
瑠璃光院の入り口。
検温や受付で学生バイトが多い印象。
これは京都ならではなのか、この瑠璃光院が儲かっているのか。
そんな事を思いながらそれではいざ。
2000円だな。
本当に2000円なんだな。
JAF会員割とかあるのかな。
やっぱり2000円かぁ。
なんて少々心の中の葛藤がありながも2000円をさも涼し気に支払う。
少しご利益なんぞあってもいいよね。
京都東山らしい紅葉と苔で覆われた瑠璃光院。
これだけ人避けて撮影できるのは平日だけなんだろうな。
靴を脱いでビニール袋に入れて寺院内へ。
その際に瑠璃光院の案内パンフレットとなぜか瑠璃光院の名が入ったボールペンもらえる。
順路案内をしている学生アルバイトと思われる女性がまずは2階からご覧くださいと。
ほほう、映えスポットの瑠璃の庭以外にもいろいろありそうだな。
で、こちらが2階。
いきなり絶景の映えスポットである書院から眺める瑠璃の庭であった。
平日でも人が多いな。
それではここ瑠璃光院の瑠璃の庭の絶景をば・・・
みんなテーブルにカメラを置いておもいおもいのリフレクションを撮影している。
撮影している人の後ろに並んで順番を待つ感じなんだな。
いや~青もみじがこれほど鮮やかに見える場所はそうそうないじゃなかろうか。
この鮮やかな緑と室内のシルエットのコントラストが見事だわ。
書院の近くまで迫りくるもみじがなんとも迫力があるもんだ。
庭の緑が強すぎて書院内は緑かぶりがするほど。
さてさて、2階の書院を後にして1階へ。
こちらが先ほどの書院の下にある部屋。
1階から眺める瑠璃の庭。
青々とした苔が一面に広がる瑠璃の庭。
ここでは抹茶もいただけるらしい。
今1階にいるんだけどまだ下の階があるみたい。
山の斜面に建っているので構造が少々複雑なんだな。
踊り場に出て、また階段を下りるみたい。
で、こちらが臥竜の庭と呼ばれる場所。
で、こちらがそもその別荘として名付けられ「喜鶴亭」(きかくてい)の名を受け継いだ茶室「喜鶴亭」(きかくてい)。
さてさて、瑠璃光院でちょっと気になった事。
庭に紐を結んだ石がところどころに置かれているんだが・・・
これ、この先には入らないでね。
っていう意味なんだと思うんだけど・・・
なぜに紐で巻いた石なんだろう・・・
これはどういう意味があるのだろうか・・・
なんて思う今日この頃でした。
この意味を知っている人ぜひコメント欄で教えて欲しいです。
ではでは。