さてさて、今日は奈良県の低山登山といえばここ、二上山です。
出発地点は「道の駅 ふたかみパーク當麻」
ここの駐車場に車を停めて、二上山登山をする人が多い。
二上山と言えば登山初心者でも楽々で登れる標高約500mほどの山ですが、低山登山で有名な山だけに登山ルートも様々あり、中には少々険しいコースもあったりすんだな。
で、今日はその険しいコース「大岩ルート」で山頂を目指したいと思う。
道の駅から南の方角へ。
のどかな集落の道を歩く。
こういう景色の中を歩くだけも気分が晴れる。
ご近所さん達が畑にジャガイモはもう植えたかどうかなどの会話が聞こえてくる。
二上山登山口まで0.8㎞とのこと。
奈良盆地に霞がかかる。
冬の奈良らしい光景だ。
遠くに見える山々は大和青垣国定公園と呼ばれ、山の一帯には大神神社、石上神宮、長谷寺、長岳寺、白毫寺などの名刹、古刹が多くあり、純粋な自然景観を目的とした自然公園というより、文化的景観を加味した公園指定であり、一般的な国定公園とは一線を画すものなのだ。
今から目指すのは真正面の山の山頂。
あらまぁ。
こんな場所にヘラ鮒の釣り池があったとは知らなんだ。
さてさて、場所は祐泉寺の手前100mほどの場所。
右側に山の中へと登る細い道が伸びているが分かるだろうか。
この道が大岩コースらしいのだ。
どうです。
結構険しいでしょ。
二上山はお年寄りの方でも登りやすく、お年寄りの登山者が多いから、誰がいったか知らないが「年金山」などと揶揄されているが、コースが違えばこんなに険しい登山コースもあるんだな。
岩がむき出しの登山道なので、滑らないように注意。
さてさて、見えてきたのがこの登山コースの目的のスポットである大岩。
大岩の上によじ登り、岩の頂点まで進む。
この岩の上からの眺めが絶景なんだな。
どうです。
このヌケた見晴らし。
素晴らしいでしょ。
岩の上で自撮り。
めいいっぱい腕を伸ばして・・・
なるべく自然な感じに・・・
って難いわ!
さて、大岩を後にして雄岳の山頂を目指す。
はい!雄岳の山頂へと到着。
この日もハムやっている人がいたわ。
で、山頂にある大津の皇子のお墓にごあいさつ。
大津の皇子は24歳で処刑され、ここ二上山山頂に埋葬された。
容姿端麗で文武両道、誰に対しても謙虚で礼儀正しく、頼りがいがあるので多くの人から慕われた存在であった大津の皇子。
皇位継承問題で草部皇子と対立関係にあった大津の皇子は目の上のタンコブとして、草壁皇子に謀反の罪で捕らわれ、処刑された。
うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟(いろせ)と我が見む(大伯皇女)
【この世の人である私は、明日から、二上山を弟だと思って眺めることでしょう】
そう歌に残したのは大津の皇子の姉である大伯皇女である。
さてさて、続いて雌岳へと目指す。
今日は天気がいいからか、登山者が多い印象。
いやいや、ほんと今日は登山者が多いわぁ。
山頂近くの野鳥観察スポットにて撮影。
写真はソウシチョウ。
かわいらしいけど、特定外来生物に指定されており、「日本の侵略的外来種ワースト100」の選定種の1種なのだとか。
こちらは水浴びをするヤマガラ。
ヤマガラは在来種である。
さてと、雌岳の山頂に到着してみると凄い人。
こんなに人がいるのは初めてだわ。
いいじゃない、キャンプの次は低山登山ブームの到来か。
さて、雌岳の山頂から大阪方面の眺め。
山頂はヌケのいい場所が少ないので見晴らしという点では少々残念なんだな。
こちらは二上山山頂から眺める葛城山と金剛山。
さてさて、二上山登山を終えて下山。
今日は暖かったなぁ。
来週はまた10年に1度の寒波が来るとか言っているけど・・・
先々週も10年に1度の寒波とか言ってたよなぁ。
10年に一度を乱発すると、そりゃもう平年並みということになるのでは。
それじゃ人々の危機意識も薄らぐよなぁ。
なんて思う今日この頃です。
ではでは。