
さてさて、世の中三連休ですな。
本日、無事に全国で梅雨が明けて、いよいよ夏休みがスタート。
ってことで、参院選の期日前投票も済ませ、羽を伸ばして滋賀県までソロツーリング。
向かうは滋賀県大津市にある石山寺。
外は暑いからと言って家でボケーっとしていると夏はすぐに通り過ぎてくからね!


さてと、石山寺へと到着!
観光駐車場の料金は車が600円、バイクが200円だぞ。
5、60台ほどが駐車できるかな。
朝10時ぐらいに着いたけど、まだまだ駐車場はガラガラな印象。
だが、帰る頃にはほぼ満車状態になっていた。

なんか、平安時代に石山もうでが大流行したんだそうで。
女流文学者らが石山へと訪れてたそうな。
そんな中、紫式部はこの石山にて、湖面に映る月を眺めて「源氏物語」の着想を得たのだそう。
松尾芭蕉や島崎藤村も滞在した記録が残っているのだそう。

観光駐車場の脇には食事処やおみやげ物屋が数軒。
数は多くないけれど、観光地気分が盛り上がる。

ほほん、あれが石山寺の東大門かぁ~。
門前には甘味処が立ち並んでいる。
カフェなんてオシャレなものではなく、なんだか昭和風情があっていい感じ。



この東大門は重要文化財に指定されている。
源頼朝が寄進し、その後、淀殿が新築に近い状態に大規模修繕したのだそうだ。

さて、東大門を抜けて先へと進む。
参道にはミストが出ていて酷暑対策がなされていた。

志納所にて入山料を払う。
大人600円だとのこと。

で、長い階段を登って本堂へと向かう。
生い茂った木々の向こうに夏らしい空色が見える。
暑いけど、この空色が、子供の頃の夏休みの心象風景。
田舎の実家というものがない団地っ子の私。
子供の頃は大した遠出は出来なかった。
だからこそ、夏休みの心象風景に憧れるんだな。


さて、長い階段を登りきると・・・
見えてきたのが岩山の上にそびえたつ、国宝である多宝塔。

写真では伝わらないかもしれないが、この岩山が迫力満点。
石山寺の由来とは、この岩山があるからだそうだ。
石山寺は地表に露出した活断層である巨大な珪灰石の岩盤上にあるんだな。
こういうの実際に来て、見てみないと分からないもんだわ。

そしてこちらが本堂。


本堂の横には源氏の間があり、この間で紫式部が「源氏物語」を執筆したのだそうだ。

この間にて源氏物語を作る。
先ず須磨明石の二帖を書く。
ってそんな事実、よく後世まで残っていたものだわ。



本堂の中はもちろん撮影禁止。
本堂前に吊るされている風鈴の音。
静かながらに風を意識させてくれる。




さてさて、こちらが国宝である多宝塔。
源頼朝が建立したもの。
この多宝塔の東側に壬申の乱で敗れた大友皇子が葬られたという。
なんだか時代が前後していてややこしい。




こちらが月見堂。
月を見るために作ったお堂って全国にいろいろあるけど。
月をたしなむってすごい感性だなと感心する。
昔に聞いた話でうろ覚えだけど、人間40代で花を愛でる。50代で雲を愛でる。60代で月を愛でる。
というようなことを聞いた覚えがある。(間違っていたらすみません)
で、まさにこの場所で月を愛でて源氏物語の着想を得た紫式部。
昔は現代とは違った月夜の情景だったのだろうな。









さて、石山寺の参拝を終え、時刻は11時過ぎ。
腹が減ったので参考駐車場近くのお店でご飯でも。

で、食事はこちらのお店。
「淡味の膳処 洗心寮」

お店に入るとお土産コーナーが。
あれ、お土産屋さん?
と思ったが、奥に食事処があった。


うわ~。
ガラス張りですごく見晴らしがいいわぁ。
12時前なのでお店に人はまばら。

さてさて、石山寺がある琵琶湖水系の瀬田川といえば・・・
セタシジミが有名なんだな。
なのでシジミの釜めしを注文。




いやいや気分が上がりますなぁ。
観光地でいただく食事も思い出の一つだからね。
おひとり様だからといって遠慮せず、ゆっくりご当地飯をいただく。
こういう特別感がまた旅の楽しみなんだよな。


さてさて、滋賀県大津市を後に、京都を東西に移動して、京都の亀岡市へと向かう。

やってきたの「かめおか霞のテラス」

京都亀岡市を一望できる展望場所なんだな。





で、こちらが展望デッキからの眺め。
のどかな田園風景に、雲の影が落ちている。
ああ~夏だな。
これもまた京都の風景なんだよな。

この雲のモクモク感もいいかんじゃないか。
京都は京都市内だけじゃなく、森の京都、海の京都といろいろあって面白い。
ってことで今日はこれまで。
ではでは。

