京都嵐山にやってきました。
週末なのでさぞかし人と車で混雑しているだろうと思っていましたが。
朝9時前の嵐山はまだ朝の静けさが感じられるほど、人も車も少なく、観光客用の市営駐車場までスイスイと順調に進んで無事に駐車。
この付近の駐車場の相場は一日800円~1000円ほど。
いつもなら人や車でいっぱいの渡月橋もご覧の通り。
人も車もまばら。
メインのお土産通りもまだ閉まっているお店もあったりします。
- 京都嵐山と言えば竹林
- 日本で唯一の髪の毛の神社 御髪神社
- 嵯峨野トロッコに乗って保津川下り乗船場に向かう
- 約1時間40分の川下り、保津川下りを楽しむ
- 昼食は「いこい」で湯豆腐
- お土産通りを散策
- 嵯峨祭りに遭遇
- 渡月橋を眺める
- まとめ
京都嵐山と言えば竹林
嵯峨野トロッコ列車に乗るため、渡月橋から竹林を抜けてトロッコ嵐山駅に向かう。
日中と比べるといくぶん人が少ないとはいえ、ゆっくり撮影が出来るほどではない。
見せ場のポイントでは素早くシャッターを切らないと、後の人がつかえる。
残念だったのは、観光客が多くなったせいか竹林の中に入れる小道が通行禁止となっていた。
これではあまり良い写真も撮れないだろうとサッサとトロッコ嵐山駅へと向かう。
日本で唯一の髪の毛の神社 御髪神社
トロッコ嵐山駅に到着。
駅にて早速乗車券を購入。
終点のトロッコ亀岡駅まで片道620円。
帰りは保津川下りで嵐山まで戻ってくるので片道切符です。
乗車券は指定席なんですね。
出発は10時4分なのでまだ、30分以上もある。
トロッコ列車の乗車時間までまだ時間があるので周囲を散策。
トロッコ嵐山駅のすぐ横に神社らしきものがあったので近寄ってみると・・・
これは珍しい、髪の毛にまつわる神社 御髪神社。
そういえばテレビで何度か見た記憶が・・・
ご覧の通り小さい神社なのですが・・・
何やら絵馬をよく見てみると・・・
ブラックマヨネーズ小杉
モト冬樹
アンジャッシュ渡部
森脇健司などなど
芸能人の方が多数お参りされているもよう。
やはりTV番組でよく取り上げられているのだろう。
御髪神社へ奉納している企業はやはり髪にまつわる企業が多い。
これはTV番組のネタとなる、なかなかに面白いスポット。
嵯峨野トロッコに乗って保津川下り乗船場に向かう
さて、いよいよトロッコ列車へ。
駅のホームで列車が来るのを待つ。
トロッコは1時間に1本。
この日は座席が全部埋まったみたいで、立ち見乗車券なるものも発券されていたもよう。
嵐山へは自転車で来る人も多い。
列車に乗り込もうとしたその時。
目に入ってきた「ザ・リッチ」という文字。
どうやら5号目の車両のみ「ザ・リッチ」といわれる窓ガラスのない完全開放の車両との事。
トロッコ列車の車内はこんな感じ。
車窓に広がる大パノラマの光景。(って車窓はないのですけどね)
でも残念なことにトンネルも多いんですよね。
車内電球のレトロ感もまたいい。
嵯峨野トロッコ列車からの眺め。
峡谷を流れる保津川の美しい景観。
この時期は田植えの時期なので、かなり濁りが入っているもよう。
いつもなら河底まで見えるほどの透明度なのだとか。
こちらは途中駅のトロッコ保津峡駅。
なにゆえ信楽焼きなのだろうと思っているとすぐ横にその理由が書かれていました。
「たぬき」は古来より「他を抜く」と云う縁起があり商売の繁盛を願って店先に飾られてきました。
嵯峨野観光トロッコ列車では遠来のお客様に古来からの縁起と最高のもてなしを提供することを祈念して「たぬき」を大切にしています。
という事らしい。
信楽焼きとは関係なく、たぬきがポイントだったんですね。
さて、約20分弱のトロッコの旅も終わり、執着駅「トロッコ亀岡駅」へ。
ホームは下りの列車を待つ人でかなりの人だかり。
写真を撮影する余裕もなく、保津川下り乗船場へと向かう。
約1時間40分の川下り、保津川下りを楽しむ
トロッコ亀岡駅から保津川下り乗船場へと向かう京阪バスに乗ること約10分。
ここが保津川下り乗船場。
亀岡から嵐山まで16kmの流れを1時間40分もの時間をかけて川を下る保津川下り。
年間30万人が訪れるらしい。
乗船料金は大人4100円(高いと思うか安いと思うか)
番号が記載された券を受け取り、売店などが併設された待合スペースで番号が呼ばれるのを待つ。
番号を呼ばれた人から乗船するという仕組み。
私の番号は「77」。
何だか縁起の良さそうな番号。
番号を呼ばれて保津川のほとりへと。
約20人程度が乗れる船は満席。
ご覧の通り、雄大な景観を写真で撮影するは難しそうだ。
船は人が乗らない状態でも1トンもあるそうな。
この船を3人の船頭で漕ぐ。
序盤から半分ぐらいまではかなりの激流ポイントがある。
水しぶきを避けるため、用意されてあるビニールシートで水しぶきを避ける。
やはり写真を撮影する余裕がない。
激流ポイントは大きい箇所で約2mもの高低差を一気に下る。
川下りなので船頭はそれほど船を漕がなくても良さそうなものだと思っていたが。
1時間40分もの時間を一人で漕ぎ続けることが出来ないほどの重労働。
なので途中で漕ぎ手を交代する。
大きくウォールを漕ぎ続け、汗だくになっている姿を見るとこれはなかなか大変な仕事だこと。
頭上を走るトロッコ列車。
川の流れも穏やかになり、カメラを向ける余裕も出てきましたよ。
こちらは非常に珍しい橋の上の駅「JR保津峡駅」
サスペンスドラマの撮影場所としてよく使われるとのこと。
この橋から身を投げるシーンなどが撮影されているみたい。
そんなプチ情報をどこから得るのかというと。
なんとこの船頭さん。
1トン以上もある船を漕ぎ続けながらもひたすら観光ガイドをしてくれる。
大した仕事だと思う。
この日の船頭さんは金髪でちょっと強面の船頭さんだったが、観光客とのコミュニケーションも抜群でそのやり取りが面白い。
今の時期と秋は船の屋根がなく、見晴らしが楽しめる。
でも夏は日差しが強いので屋根を付けるのだとか。
「でもね。屋根はお客さんのところしかないんですよ!」
「我々船頭は直射日光を浴びながら漕ぎ続けなきゃいけない。」
「そりゃ気の毒だ。もっと屋根を大きくすればいいのに」と観光客。
すると船頭。
「そんな金あったらエンジン買うわい!」
そんなやり取りで観光客を楽しませる船頭さんの汗だくな姿を見ていると4100円なんて安いと思う。
雄大な景色を眺めていると、鹿の頭蓋骨が。
また、鵜が羽を乾かすしぐさにも遭遇。
鉄橋の上で停車しているトロッコ列車。
トロッコ列車は周りが見渡せる唯一の景観スポットとしてこの鉄橋でしばらく停車し、記念撮影などをする時間を作ってくれます。
保津川下りでこの光景を目にするには船の下るタイミングとトロッコ列車が鉄橋を通るタイミングが合わないと難しい・・・
船頭さん曰く、その絶妙のタイミングを計算して船を漕いでいるのだとか・・・
川もかなり下ってきた。
保津川の流れも雄大な流れに変わり、周りの景観も変わってきた。
さてさて、保津川下り終盤のクライマックスは売店船でのお買い物。
売店船が近づいてきて横づけに。
おでん、イカ焼き、キュウリ1本漬け、ビール、甘酒にわらびもち、みたらし団子といろんなものが売っている。
船は1時間30分で嵐山に到着。
船頭さんお疲れ様でした。
昼食は「いこい」で湯豆腐
時刻は13時10分。
昼食に訪れたのはトリップアドバイザーで評価4だったお店。
ビールとお食事の店「いこい」。
ここは渡月橋を眺めながら湯豆腐が頂けるお店らしい。
渡月橋界隈では高額で敷居の高さそうなお店が多い中、このお店は食堂のような店内で、気軽な料金で食事が出来るとの事で評価が高いみたい。
まぁ評価を見てわざわざやってきたという事ではなく、ただ保津川下りの下船場から歩いて2、3分の場所にあったので。
頂いたのは湯豆腐鍋セット。
1500円。
渡月橋の真横でこの料金はずいぶんとやさしい。
店内には外国からの観光客も多かったです。
ポン酢ではなく、お出汁を付けていただきます。
京都で頂くお上品な小鉢や盛り付けはございませんが味は美味しいですよ。
ごはんの量が少なく見えますが、これはお椀がめちゃくちゃデカいからです。
なんでこんなお椀がデカいのだろうか。
こちらは家内が注文したおでんセット。
もちろんごはん、赤だし、わらび餅がついて1500円。
この時期におでんが食べれるのっていいですよね。
味は関西風の薄味。
お土産通りを散策
さて、お腹も満たされたのでお土産通りでも散策。
と、お土産通りに向かおうとすると、%ARABICAの前が凄い人。
さすがは今人気のコーヒースポットですね。
飲んでみたいけど、並ぶ時間がもったいないのでまた今度。
っていうか後処理で人の顔をぼかすのが面倒だ。
https://arabica.coffee/
こちらはリラックマ茶房。
はちみつをコンセプトとしたお店。
こちらは渡月橋のマスコットキャラ。
いわゆるご当地ゆるキャラの月橋 渡(つきはしわたる)君。
男の子です。
京都・嵐山商店街 公式キャラクター オフィシャルサイト
こちらは人型のペンケースばかりを扱っているお店「Bruce 2nd」
全てハンドメイドで作成されているのでそれなりのお値段。
Bruce 2nd
こちらはフクロウとヒョウ猫の森。
フクロウ&猫カフェですね。
上に見えているフクロウのダミー人形。
ダミー人形と思いきや。
本当に生きているフクロウだった。
ちゃんとネットがしてある。
嵐山フクロウの森 - 猫カフェ、ふれあいフクロウ園|フクロウの森とヒョウ猫の森
午前9時頃にこの場所を通った時は人がそれほどいませんでしたが、午後になるとご覧の通り、沢山の観光客で賑わってますね。
ソフトクリームを食べたり、生八つ橋を食べたりとしているうちに写真を撮り忘れておりました。
嵯峨祭りに遭遇
お土産通りを散策していると、警官や黄色いスタッフジャンパーを着た人が、バス停に何やら張り付けているらしいので近づいてみると。
あらまぁ今日は嵯峨祭りの日なんだ。
これはラッキー。
だんだんと祭りの行列が近づいてきた。
通りは見物客だらけ。
車道に出ないよう警察官が注意を促す。
まずやって来たのはお稚児さんの巡行。
わが子の記念にとお父さんたちのシャッターが鳴り響く。
緊張していてお父さんの方にまったく気づかない。
そんな光景が愛らしい。
自治会の偉いさんなのでしょうか。
人力車で登場。
それにしても人力車の数が凄い。
京都にはいったいいくつの人力車があるのだろうか。
祭り行事がない日はどこにしまっておくのだろう。
続いて子供神輿の巡行。
みんな元気いっぱい。
続いてやってきたのが嵯峨祭りの見どころである5基の剣鉾。
龍鉾(りゅうほこ)・麒麟鉾(きりんほこ)・澤瀉鉾(おもだかぼこ)・菊鉾(きくほこ)・牡丹鉾(ぼたんぼこ)の5基の剣鉾を持って巡行する。
1基の剣鉾を一人で持って巡行する。
かなり重いだろう。
次々と持ち手が入れ替わる。
しかもただ持てばいいというわけではない。
剣鉾先に付いている大きな鐘。
これを左右に振って大きく鳴らさないといけない。
カーン、カーンといかにも重そうな鐘の音がなる。
これほど太い剣鉾の鐘を一体どのように左右に振って鳴らすのか。
体ごと左右にひねりながら独特のステップを踏む。
決められたステップをしっかり踏まないと鐘が上手く鳴らない。
ステップを間違えると、そこからまたやり直し。
上手く出だしのステップが踏めず、即交代を余儀なくされる人も。
深く膝を曲げて踏み込むこの歩き方は相当体力がいるものだろう。
順調にステップが続くと、剣鉾の鐘が大きく左右に振られて迫力のある鐘の音が響く。
一人で10mも進むと拍手喝采。
どんどん持ち手が変わって進んでいく。
これは迫力があって見応えがある祭りだこと。
ちなみに嵯峨祭りは京都市指定登録文化財、無形民俗文化財となっている。
で、写真を撮って振り返ると獅子舞が観光客の頭にかぶりついていた。
最後は2基の神輿の巡行。
まずは愛宕神社の神輿。
こちらは野宮神社の神輿。
神輿にも鳴り物が付いていて、担いだ神輿を上下に大きく振るとガシャンガシャンと音が鳴る。
渡月橋を眺める
嵯峨祭りを見終えて、渡月橋をブラブラと散策。
桂川の川の流れをぼーっと眺めながら傾きかけた陽の光を楽しむ。
さぁ時刻もそろそろ16時30分。
ぼちぼちと帰りましょうかね。
まとめ
嵐山を堪能する盛りだくさんの一日となりました。
写真を整理しつつ、ブログでも書こうなと書き始めたこの記事。
あれよあれよと5000文字を超す大作記事となってしましました。
写真も約50枚。
ほんと、アイキャッチ画像はどれがいいのか迷うほど写真を上げすぎた。
いくつかの記事に分けようかと思いましたが、いったん総まとめで公開します。
長いし、写真も多いので重たい事でしょう。
それでも最後まで読んでいただいた方には本当に感謝しかありません。
朝8時頃から書き始め気付けばもう15時じゃありませんか。
いったい何のために・・・
この記事を見て嵐山に行ってみようとか思っていただいたり、はたまたこれから嵐山に行こうと考えている方の参考に少しでも役立てられれば、私の努力は無駄ではなかったと・・・
ここまで読んでいただいた方
本当にありがとうございます。