暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

あぁ~きゅうりの一本漬けが食べたいぞ~!

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さて、きゅうりの一本グソ。
いや違った、きゅうりの一本漬けが食べたいのだ~。
(勝手に作って食べたらええやん)

いやそうではなく、あの祭りの屋台で200円ほどで売っているきゅうりの一本漬けが食べたのだ~。
あと屋台のトウモロコシもね。

そう大阪ではこの週末が祭りのシーズン。
24、25、26日と日本三大祭りである天神祭りのほか、各自治体で地元の祭りが行われるのだが、今年は当然すべて中止だわ。

仕事帰りの帰宅時に電車に乗ると、浴衣姿のカップルが・・・
なんて光景も見ない。

寂しいもんだな。

毎年、地元の祭りには足を運んでいたのだがな。
今時分だと、太鼓を練習する音が聞こえてきて、あちこちで山車が納屋から出されていたのだが・・・

今はセミの鳴く声しか聞こえず。

いつもなら祭りの当日、夜7時。
日は落ちたものの空はまだ明るい黄昏時。
じめじめとした夜の道をうちわで仰ぎながら、ラフな格好で神社へとそぞろ歩く人達。
それぞれの山車の太鼓の音はまだ遠く、各エリアを回っているのだろう。

神社の鳥居が見えてきたら、人だかり。
ほのかにお囃子の音聞こえてくる。

鳥居の近くまで来るとワイワイガヤガヤ賑やかな雰囲気。
と同時に、トウモロコシやイカ姿焼を焼く醤油のかおりが漂い、祭りのテンションがいっき上がる。

とりあえず缶ビールを片手にきゅうりの一本漬けを買い求めるの毎年恒例。

すると・・・

「先生なんで来てんの~。」って4、5人の女子生徒の声。
「見回りで来てんねん。」って先生。
「先生、かき氷おごってぇ~な~。」って女子生徒。
「しゃないな~。先生おごったるわ~。」と頼らて少々うれしそうな先生そんなようなやり取りを毎年眺めながら

「先生も時間外勤務で大変やなぁ」なんて思っていた。

で、きゅうりの一本漬けを食べ終わると、トウモロコシを買って、ちょっと食べやすいように人混みを避けて、境内の裏なんかに行くと

プーンと蚊取り線香の匂いがしたものだ。
汗ばむ体に蚊が取り付いたりするのだが、これも夏祭りにはつきもの。
蚊に食われるのもまた祭りの思い出だったりする。

これが足の小指の付け根だったりするとまさにいとおかし。

子どもの頃なら、祭りから帰って来ると、ガンガンにクーラーで冷えた和室で汗だくの体を冷やしたもんだ。

やたらと重たい、大きな灰皿の上の蚊取り線香の香とガンガンにクーラーで冷えた祖母の家の和室が今でも鮮明に覚えている。

親戚一同の子供たちが、夏祭りのくじ引きで得た戦利品をギャーギャーと各々に広げ自慢しあう。
一通り火照った体が落ち着くと、祖母が冷えたスイカをお盆に乗せて配ってくれる。

スイカをほおばる時、子どもの頃の自分は黙ってテレビを眺めていた。
そんな時、テレビで流れているの概ね時代劇のクライマックスだった。
時には銭形平次、時には水戸黄門、時には暴れん坊将軍だったような。

子どもの頃に夏祭りできゅうりの一本漬けをねだることはなかったけれど。
大人になり、そんな子供の頃の体験と今でもそう変わりない地元の祭りを楽しむのが私の夏だったのだが・・・

あぁ屋台のきゅうりの一本漬けが恋しいなぁ。

なんて思う今日この頃です。
ではでは。