暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

【京都の絶景スポット】まるで文明が滅んだ跡のような絶景灰屋の滝とか、外国人が来ない観光スポット常照皇寺とか

さてさて、京都の桜もそろそろ散り際といった今日。
今年最後になるであろう桜を楽しみながら、京都の絶景スポットである灰屋の滝までバイクツーリング。

 

 

灰屋の滝までの道のり

公園の桜はもう葉桜。
地面に散った桜の花びらが太陽の光を受けて輝きを放つ。

 

そんな中、交通量の多い京都市内の中心部をバイクで通るのは退屈でつらい。
東寺、二条城と通り過ぎ、貴船街道を目指す。


貴船神社付近の道はシーズンオフとはいえ、そぞろ歩きの観光客の多い。
バイクで申し訳なさそうにエンジン音を抑えて通り過ぎる。
このシーズン、真夏に向けて貴船の川床のメンテナンスなのだろうか、川の上に組まれた床の基礎となる木材の骨組みを組みなおしているようだった。

 

貴船街道もここまで山の中に入ると景色が変わる。
府道361号線、上黒田貴船線。
流れる河は貴船川。
この水が下流に流れ、京都の名所、貴船の川床となる。

 

山の頂を目指す。
鬱蒼と茂った森から抜けた青空が見えてきた。
道が狭く、荒れているからここまでくる車は少ない。
途中、歩いて道を登る若者2人と遭遇。
彼らはどこに向かっているのだろうか。

 

再び、鬱蒼と茂った杉林。
木の間を抜ける陽ざしの光が地面に落ち、反射して私の顔に照り付ける。
こういう道を走るのが好きだ。
エンジン音をひびかせながら、時折聞こえる鳥のさえずり。
時折、杉林が伐採されて、山の地肌が見える場所がある。
次の世代へと植樹がされており、小さな杉たちに太陽の光がたっぷりと降り注ぐ。

 

さて、目的地に到着。
灰屋珍道竣工記念碑が目印だ。
ここまでほとんど車と出くわさなかった。
ロードバイクの男性が一人、私がバイクを停めている時に追い抜かれた。
すでに大量の水が落ちる音がしている。
この真下に灰屋の滝があるのだ。

 

まるで文明が滅んだ跡のような絶景の滝「灰屋の滝」

見下ろすと木々の向こうに見えたのが灰屋の滝。
山深いけど、これでも京都市内右京区なのである。

さて、問題はこの下にどこから降りるか。
降りれそうな場所を探してカメラバックと三脚を担いで慎重に降りていく。

 

おお~。見えてきた。
周りを山に囲まれ、人影のない世界。
その自然の真ん中に現れた灰屋の滝。
人工物とはいえなんて神秘的なんだろうか。

 

京都の絶景スポット灰屋の滝

京都の絶景スポット灰屋の滝

この陽の当たり方は奇跡としか思えん。
到着するやいなや、滝の中心にのみ、真上から陽ざしが降臨するかの如く。
あまりにタイミングが良すぎて、CGで作ったんじゃないかと思うほど。

 

京都の絶景スポット灰屋の滝

京都の絶景スポット灰屋の滝

滝つぼまで構図に入れるとなんとも静かな世界観が印象付けられる。

 

京都の絶景スポット灰屋の滝

滝つぼの手前にはこれもまるで誰かがレイアウトしたんじゃないかと思えるほどの綺麗な倒木が横たわっていた。

 

京都の絶景スポット灰屋の滝

京都の絶景スポット灰屋の滝

河の中に三脚をジャブっとつけて広角レンズに変えて撮影。
NDフィルターは16を使用。

 

京都の絶景スポット灰屋の滝

京都の絶景スポット灰屋の滝

いやいや、今日の日差しはラッキーだった。
ちょっと興奮気味で撮影に夢中になったわ。

 

京都の絶景スポット灰屋の滝

なんとも足が細く頼りなさそうに見えるマンフロットのトラベル三脚。
まぁ風さえなければ静止画像はこれで十分だと私は思っている。
マンフロットのBeFreeを愛用していたが、バイクのパニアに入らないのでこちらを購入し、バイクツーリングでの撮影で使用してる。

 

ちなみに撮影中の自撮り写真がこちら。
人けのない場所での撮影って、ちょっとした物音でも、まさか獣?って思うんだよな。

 

見上げると、クマとか大丈夫かなっとか。
川を渡ってクマとか出たらどうしようとか。

 

で、足元を見てみるとヘビだわ~。
なので、こういう自然の中での撮影には周囲に危険なものがないか注意をしなければならない。

灰屋の滝はあの嵐山を流れる桂川の上流にあるダムの滝で、その落差約4m。
府道361号線から見える滝なのだが、道沿いに駐車スペースはなく、なんとか離合できる場所を探さなければならない。
私がバイクを停めた灰屋珍道竣工記念碑あたりか、少し北側の道幅が広がった場所ぐらいかな。

 

まだつぼみだった黒田の百年桜

黒田の百年桜

さてさて、灰屋の滝での撮影を終えて、やって来たのは京都の桜スポットである黒田の百年桜。
先ほどの灰屋の滝からは2.5㎞の場所。

 

黒田の百年桜

バイクを停めたあたりの桜は満開だったが・・・

 

黒田の百年桜

黒田の百年桜は御覧の通りまだまだつぼみ状態だった。
残念。遅咲きとは聞いていたが、ここまで遅いとは。
来週あたりが見頃になるのだろうか。

 

黒田の百年桜

ここは自治体の人が臨時駐車場を設営してくれる。
この日も臨時駐車場には車が停まっており、売店もオープンして桜まつりが行われていたが、花見にはまだまだ早いようだった。

 

黒田の百年桜

 

 

外国人の観光客がこない京都の穴場スポット常照皇寺へ

さてさて、黒田の百年桜を後にして次に向かうのは常照皇寺。

 

わぁ~もう田んぼに水張ってるよ~。
季節は進んでるんだなぁ~。
言っとくけどここ、京都市内右京区だからね。

 

京都の観光スポット常照皇寺

で、やって来たのは京都の隠れた観光スポット常照皇寺。
外国人観光客でオーバーツーリングになっている京都市内の中心部と違って、ここには外国人観光客がほとんどいない。
とはいえ、何度も言うようだけど、ここも京都市内だから。

 

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

自然に溶け込むような雰囲気のある山門。
長くのびる石階段の苔むし感がこれまた味わいある。

 

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

ここの拝観料は500円。
書院や方丈、庭園などの観覧ができるが、この時期訪れる人のメインは国の天然記念物である九重桜。
また、御所から株分けしてもらったという左近の桜などもあり、京都では隠れた桜の名スポットなのだ。

 

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

万丈越しに見える九重桜と左近の桜。
時少し遅し、もう葉桜になっているものの、静けさ漂う寺の雰囲気は素晴らしい。

 

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

こちらは万丈越しの万丈庭園。
光と影が織りなす京都らしい庭園。
縁側に座ってただただ無心で景色を眺める。
そうすると何か心持が変わるのだ。

 

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

奥のお堂へと進むと。

 

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

京都の観光スポット常照皇寺

見てよ。
この豪華で立派なお堂。
お香の香りが漂い、凛とした美しさに目を奪われる。
小さなお堂ではあるが、つつましく、おごそかに深い法の世界を感じれる場所。

 

京都の観光スポット常照皇寺

みんな桜を見上げている。

 

常照皇寺の駐車場の手前に立派な枝垂れ桜があったので記念撮影。
この時間になると曇り空に変わって来たのでなんだかイマイチだった。
が、この枝垂桜の前に車やバイクを停めて記念撮影をしていく人も多い。

 

心残りがあったので、山門までの道にある桜を撮影。
ここの桜も密度が高く見事だった。

 

 

京都の桜スポットを巡って亀岡までバイクツーリング

さてさて、再び峠に入って桂川沿いを亀岡までバイクツーリング。

 


途中、桜スポットを見つけては記念撮影。

 

 

ここ、桂川沿いの栃本河川公園は無料で日帰りキャンプなどができるスポット。
公衆トイレもあるので、天気が良い日はブラっとキャンプに来るのによさそう。
チェアリングで読書ってのもいいね。

 

 

で、はたまた桜スポットめっけ!
桂川の対岸が桜並木になっている。

 

早速、桂川の対岸に渡って桜を撮影。
ここは知る人ぞ知る桜スポットらしく、桜並木に車を停めて花見をしている人がちらほらいた。
細い土手の未舗装道路だけど、車が離合できるので、車を駐車することも可能。

 

さてさて、灰屋の滝も満喫したし、常照皇寺も楽しかったし、そろそろ亀岡から茨木を通て大阪へと帰りますかな。

今日はバイクが多かったんで楽しかったなぁ。
明日は大阪万博開幕、しかしながら雨模様なので明日はゆっくり家で過ごすかな。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。