さてさて、本日やってきたのは奈良県西吉野の賀名生(あのう)梅林。
吉野、熊野へと続く国道168号線沿い。
梅のシーズン到来ということで梅色ののぼりが立っておりますね。
午前中に到着したので賀名生の里の歴史民俗資料館に駐車。
どうやら大きな観光駐車場はなさそうなので周辺の有料駐車場は午後には満車になることもありそうだ。
北曽木区の集落全体が2万本の梅でおおいつくすとのこと。
梅林の周遊道には
「口の千本」「一目万本」「見返り千本」「東雲千本」「西の千本」「振り返り千本」「奥の千本」と梅の見どころが数か所あるようだ。
駐車場から集落の山の上まで登るのが周遊道とのことで、ちょっとした登山的な。
気温9℃だけどけっこう汗ばむぞ。
登るごとに見晴らしがよくなっていく。
こんなに歩くのなら何か飲み物でも持ってくればよかった。
でもところどころで集落に住んでいる方がガレージで露天をしている場所があるので、そこでお茶を購入。
けっこう山の上まで登るんだなぁ。
いや~こりゃ素晴らしい景色だこと。
鶯が鳴く声などを聞きながら、満開の梅の花。
けっこう登ってきたぞ!
こんなに歩くとは思ってなかった。
また集落の上では住民の方が庭に簡易の休憩所を設けてくれていて、お茶なども用意してくれている。そこでお弁当を広げたりしている人。
うわ~こんな歩く場所って知ってたら私もお弁当用意してきたのに~。
この眺めを見ながらお弁当を食べるの羨ましすぎる。
しばしのどかな景色を楽しむ。
さて、奥の千本を超え、しばし森林浴。
ちょっとあの住宅大丈夫ですか~。
すごい崖の上のポニョじゃないですか~。
ここまで来るとどうやら別の集落っぽいんで引き返します。
サイクリングで登る人も多かった。
けっこうな坂道ですけど。
さて、駐車場付近まで戻ってきました。
農園のお店などもあり、ちょっとお腹も減ってきたので・・・
奈良吉野といえば串こんにゃくですよね。
ん!藁ぶき屋根の建物があるなぁ。
近づいてみると・・・
ん!皇居?
賀名生(あのう)皇居跡。
延元元年(1336年)12月21日、後醍醐天皇は京都花山院を脱出、23日阿那宇(あのう)にお着き、ここを皇居とされた。
28日には吉野山に潜幸になっている。
かくて正平3年高師直吉野山を犯したので、後村上天皇はのがれて、9月頃、賀名生の皇居にいられ、時に住吉・観心寺・天野山金剛寺に、一時は京都に還幸された。殊に正平6年足利氏が帰順したので、北朝の天皇の廃立を宣し、南朝の年号に統一し、神器も皇居の内侍所におさめられた。
現在の堀家は、皇居のあとで普通の民家とは異例の特色ある稀有の遺構を有している。
ってことはたった5日間だけ皇居であったということなのか。
また、皇居もあとは普通の民家として堀家が住んでいたと・・・
なかなか面白いエピソードだなぁ。
で、今は古民家カフェになっているみたい。
ってことで今日は梅三昧な一日でしたとさ。
見頃は2月下旬~3月下旬までなので、これからでもまだまだ間に合いますよ。
ではでは。