暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

今週のお題「急に寒いやん」ってことで、日本の住宅の断熱基準が世界から取り残されているっていう話。

今週のお題「急に寒いやん」ってことで・・・
家の中の寒さ対策の話をば。

我が家の暖房といえばエアコンしかない。
まぁ大阪の平地に住んでいるのでそれほど暖房設備を強化する必要もないのだが・・・

で、毎朝、起きてすぐにリビングの温度計を見るのだがどれだけ寒い朝でも15℃以下になることはめったにない。

さすがはマンションだわ。
この気密性の高さはマンションに住んでいてよかったと感じている。

これが一枚ガラスのアルミサッシではなく、複層ガラスの断熱樹脂サッシだったら、さらに外気温に左右されず温かいリビングとなったのであろう。

熱伝導率の高いアルミサッシでガラスが一枚だと、外気温がそのまま室内に伝わるからね。

家の中が寒いわけだよ。

で、本題なんだが・・・

一枚ガラスのアルミサッシ窓を未だに標準としている日本はかなり遅れているんだよ。

ヨーロッパや中国、韓国では複層ガラスの樹脂サッシが標準となっている。

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なんと日本の樹脂サッシ窓の普及率は20%。
え!そんなに樹脂サッシ窓って日本で普及しているの?
ってこれでも多い印象をうけるのだが・・・
韓国、中国と比べて、日本での樹脂サッシ窓って全然普及していないのが分かるデータ。

これって国の規制のせいだったりするようで・・・
基本的に樹脂サッシ窓が普及している国は、国の規制で普及が進んでするそうで。
ドイツなんかはたしか室内の気温を15℃以下となるなる住宅は「基本的人権」が守られていないとなるそうで、厳密な住宅規制があるのだとか。

ひるがえって日本は、市場判断に任せっぱなしにしている状態。
それゆえにヒートショックで亡くなる方も毎年2万人近くになる。

これって意外に知られてない事実だったりするのかなぁと。

吉田兼好法師は徒然草で「いえのつくりようは、なつをむねとすべし。ふゆは、いかなるところにもすまる。」なんて書いていますが。

それは断熱技術がまだ発達していない時代の話であり、日本もそろそろ国の規制を設けて、住宅の断熱基準の義務化なんてルールがあってもいいのかと。

ヨーロッパじゃ、2枚ガラスじゃなくて、トリプルガラスとかもあるしね。
で、そんなに住宅の断熱性や気密性を規制したら電力消費量が下がるじゃないっていう電力会社とか、原発需要とか、エアコンの売れ行きとか、政治的背景もあったりするのかななんて思ったりするわけで。

みなさんこの状況をどう思いますって感じの今日この頃です。

ではでは。