暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

奈良県吉野にある古民家カフェ「ツバメ堂」でやさしいソーキそばをいただく素敵な場所。

さてさて、今日は素敵な出会いがあったという話。
写真は奈良県吉野にあるツバメ堂というお店。
これまでなんどもお店の前を車やバイクで通っているが、全然このお店の存在に気が付かなかったんだ。

かなり興味がひかれる外観のお店。
しかしおっさん一人では少しお店に入るのに勇気がいるぞ。
そう思いながらいざ、お店の引き戸を引いた。

すると女性のお店の方が「こちらの温まったお部屋へどうぞ!」と。
「小さい子供が遊んでますけど、気にしないでください。」と。

私の車が駐車場に入るのを見てたのだろう。
私がお店に入って来るのを待っていてくれたようだ。

部屋に上がると、1,2歳の女の子が座布団で遊んでいる。
お店の方は「はいはい、お客さんにこんにちはは。」と女の子に声を掛ける。
私は女の子に向かって「はい、こんにちは」というと恥ずかしいのか座布団に顔うずめて、となりの部屋へと行ってしまった。

お店の方はとても丁寧で、ランチメニューの紹介をしてくれた。
その際に私が何気なくテーブルに置いたGRⅢを見て、お店の方が「それってGRですよね!」

「私もGR使ってます!」
なんてしばしGRや写真の話で和んだ。

メニューにはこのお店の想いが綴ってあった。
若い家族が営む「ツバメ堂」
どのような経緯かは知らないが、沖縄から吉野に移住をしてきたらしい。
小さな子供のために健康的な食事と家族の時間を大切にしていることが伺える。

テレビ朝日で放送されている「人生の楽園」で取り上げられそうなお店だ。

私が何度もこのお店の前を通りながら気が付かなったのは、想定以上のお客様が来ると困るので、このお店に気付いた人だけ来てください。
そんなお店側の意図もあるようなが気がした。

で、頂いたのはソーキそばと「じゅーしぃ」と呼ばれる沖縄の炊き込みご飯、そして沖縄産もずくの三枚酢漬け。
そばは麺も出汁も自家製とのこと。
ほほん、沖縄の家庭料理が奈良の吉野でいただけるなんて珍しい

そして家庭料理らしいやさしいお味。
お店の方も気さくに話かけてくれるし、もうやさしさしかないやん。

そして私はこのお店のファンとなった。

さてさて、とても和やかな素敵なお店との出会いもあり、やって来たのは宇太水分神社。

宇太水分神社

宇太水分神社

宇太水分神社本殿は鎌倉時代(1318年)創建されたもので国宝に指定されている貴重なもの。

宇太水分神社

宇太水分神社

見てよこの燃えるようなもみじの紅葉。
メジャーな観光地ではないけれど、国宝の社殿にせまるもみじの紅葉がなんともおごそかというか、厳格な場所という印象。

こういうピンポイントで美しい紅葉の景色もまた侘びさびがある。

そして最後は針インターへ。
今日の針インターのバイク状況はこんな感じ。
12月に入ったことだし、もうバイクも少ないだろうと思っていたが・・・
まだまだ今年の乗り納めをしていないんだな。

私はもう今年のバイクの乗り納めを済ませたけど・・・
みんなバイク好きだなぁ~。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。

 

Canonさん、レンズの高騰にもうついていけません!レンズを買いそろえるという楽しみが萎えたんだ!

次々と画期的なレンズを市場に投下しているCanonですが、12月に発売されるRF24-105mm F2.8 L IS USM Zの価格が495,000円(税込)とは・・・

RFレンズって大三元だと1本30万円~40万円、小三元でも1本18万円~25万円ほど。
RFレンズが世に出る前まではEFレンズの大三元が20万円台、小三元だと10万円台で手に入ったという印象が頭にあるので、ここ数年のレンズの高騰にびくびくしている。

もはや、カメラが趣味の家族持ちのサラリーマンのお小遣いではやすやすと手が出せるはずもなく、持っているカメラボディもEOS Rを今でも使い続けている。(R5は価格的に手が出せない)

もちろんカメラは撮影するのが楽しいのだが、レンズを買いそろえていくという楽しみもある。
レンズによって自分の表現の世界を広げていくんだ。
すると自分の写真が上達しているという実感を得られるんだ。

RF24-105mm F4 L IS USMは素晴らしく十分満足している。
清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入したRF70-200mm F2.8 L IS USMもこれ以上を望まないほど満足している。

果たして自分の撮影スタイルにこれほど高価なレンズが必要なのだろうか。
これ以上Canonのレンズにお金を掛けるべきなのか。
そう自問自答。
高価なレンズだともちろん写真が上達したという達成感もえらるのだが。
このままその達成感を突き進んでいくとキリがなさそう。
これぞレンズ沼なのか。

少し冷静にならねばならない。

そこで私は方向性を変えてみた。
上を見るとキリがない。
ここら辺で新たな自分流のスタイルを見つける必要がありそうだ。

財政的にも負担が少ないカメラに乗り換える。
前々から気になっているOMSYSTEM(旧オリンパス)だ。

今日、ビックカメラで実機を触って来た。
機動力が売りのマイクロフォーサーズだが、フラッグシップモデルのOM-1は思いのほかボディが大きく、重量も599gとEOS Rの660gとそこまで違いがない感じ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROのレンズが561gでRF24-105mm F4 L IS USMが700g。
合計するとOM-1が1,160gでEOS Rが1,360gか。
重さはかなり微妙

とはいえ、フルサイズの解像観に慣れてしまった人がマイクロフォーサーズで納得できるレベルなのかという問題。

なのでいきなりフラッグシップモデルに手を出すのでなく、OM-5あたりからだとどうだろう。
少し弱きになったりもする。

Youtubeなどでいろいろなレビュー動画を見てみるものの。
やはり信者寄りのレビューなんだろうなという気もする。

今あるCanonのレンズだけで撮影を楽しむのが良いのか。
新たな冒険をしようか。

ちょっと悩んでるんだな。
ではでは。

 

 

奈良県の紅葉スポット。中大兄皇子と中臣鎌足が乙巳の変(いっしのへん)の談合を行った談山神社へ。

談山神社

さてさて。今日やって来たのは奈良県の紅葉スポットである談山神社へ。
昨日から夜のライトアップも行われ、紅葉シーズン真っ盛りという事でやってきた。

談山神社

紅葉シーズンなので出店なども出ている。
が、その出店が渋すぎるぞ。
「するめ屋」に「ほしぶどう屋」とは。

談山神社

談山神社

こういう沿道のお店を覗きながらお餅やこんにゃくの食べ歩きなんてのが楽しいよね。
古き良き昭和の観光地の雰囲気が今でも残ってるんだな。

談山神社

さてさて、談山神社の入山料は大人600円。
入山料を払っていざ飛鳥時代の古の地へ。

談山神社

まずは境内の階段を登って重要文化財である総社本殿へ。
さすがに紅葉シーズンとあって観光客が多い印象。

談山神社

まだ若干紅葉の色づきが早いかなぁ。

談山神社

談山神社

見えてきたのが総社本殿。
平安時代に創建され、江戸時代に再建されたもの。

談山神社

総社本殿の中は三脚を使用しなければ撮影は自由。

談山神社

この独特の社殿。
関西の日光なんて呼ばれているらしいが、日光に行ったことがないのでどうなんだろう。
なんとなく中国っぽい印象もある。

談山神社

談山神社

談山神社

談山神社

で、談山神社の映えスポットその1がこちら。
総社本殿から望む紅葉の景色。
陽射しがさすと木漏れ日の光がとても優しく美しく・・・なんだな。

談山神社

談山神社

さて、総社本殿の渡り廊下を回る。

談山神社

談山神社

で、談山神社の被写体と言えばこの十三重塔。
藤原鎌足の供養のために建てられた塔で創建は飛鳥時代、室町時代に再建されたもので重要文化財指定である。
木造十三重の塔なんて世界ではこの談山神社だけなんだな。

談山神社

談山神社

談山神社

で、こちらが談山神社の映えスポットその2。
十三重塔を見上げた紅葉の景色。
いや~これは圧巻ですな~。
天高くそびえる重量感のある十三重塔を包むかのように迫る紅葉の景色。
なんだかスペースロケットのように飛んでいくんじゃないだろうか。
そんな妄想を起こさせる不可思議な塔でもある。

談山神社

談山神社

談山神社

談山神社

で、談山神社の映えスポットその3がこちら。
大化の改新の立役者である藤原鎌足と中大兄皇子がこの地で蹴鞠をきっかけとして出会ったという広場からの十三重塔の景色。

談山神社

紅葉の景色にとけこむように佇む十三重塔。
万葉の俳句を詠んだ古の歌人も同じ景色を眺めたのだろうか。
たぶんこの写真の情景は1000年以上前とほぼ同じなんだろう。
そんな思いにふける。

 

ちなみに談山神社の夜のライトアップの記事はこちら。

www.smilejapan.jp

 

 

さてさて、談山神社での撮影も終え、談山神社付近では食事が出来る食事処がほとんどないので、近場の明日香村までやって来た。

なにやら見慣れないお店。
新しく出来たみたいだな。
明日香食堂というお店。

どれどれ、メニューはというと・・・
うどんにスパイシーカレーか・・・
スパイシーカレー美味そうだなぁ~。

で、お店に入ってみた。
店内はオシャレなカフェっぽい感じ。

で、注文したのはスパイシーカレー1050円。
いや~このバラエティ豊かな食材と濃厚なカレーに大満足っす。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。

 

奈良県の紅葉スポット。千手の銀杏の迫力がすごい朝護孫子寺へ

朝護孫子寺

さてさて、今日は朝から嵐のようなお天気ですな。
風がやらた強く、雨やらヒョウやらが降り注ぎ、おかげに気温が12月末並みの極寒と来たもんだ。
せっかくの休日なのに。
しかも近畿地方はいよいよ紅葉が見頃だって時に。

ってことで遠出はやめて近くの紅葉スポットで楽しみますかな。
で、やって来たのは信貴山にある朝護孫子寺。
この悪天候で人もいないだろうと思っていたのだが、中国からの観光客がけっこういるんだな。
へぇ~朝護孫子寺も国際的になってきたもんだ。

朝護孫子寺

写真を撮影してもこの悪天候じゃぜんぜん映えないわな。
いちおう観光地として信貴山観光ホテルってのがある。

朝護孫子寺

朝護孫子寺と言えば張子の虎が有名。
なぜ張子の虎なのかというとよく首が回るから。
首が回るってどういう意味よ。

実は朝護孫子寺は毘沙門天信仰の総本山なんだけど、境内には融通さんと呼ばれるお寺が沢山あり、「金に困った!なんとか融通をきかせてほしい!」
そんな願いを叶えてくれる。
融通がきくから、よく首がまわるようにと・・・
で、張り子の虎なんだ。

朝護孫子寺

で、銀杏の紅葉はというと・・・
おう!見事な黄金色だわ~。

朝護孫子寺

朝護孫子寺

朝護孫子寺

銀杏の撮影の前にまずは本堂へと向かう。

朝護孫子寺

境内には虎柄のポストもある。

朝護孫子寺

本堂からの眺めはこんな感じ。
天気が良ければ奈良の町並みがきれいに見えるんだが・・・

朝護孫子寺

もちろん寅ゆかりのお寺としてタイガースファンによる阪神優勝祈願も多い。

朝護孫子寺

で、本堂でのただ今の気温はというと・・・
4℃だわ。
年末年始並みの気温だな。

朝護孫子寺

で、本堂から眺める千手の銀杏はというと・・・
見てよこの見事な枝ぶりと美しい葉の色。

朝護孫子寺

朝護孫子寺

朝護孫子寺

朝護孫子寺

朝護孫子寺

いろんな場所から千手の銀杏を撮影してみた。
まさに千手観音のように四方八方に伸びた立派な枝ぶり。
山の中でひときわ目立つ美しいコントラスト。
このインパクトはスゴイ。

朝護孫子寺

向こうに見える大きな屋根の建物が本堂。

朝護孫子寺

山の中に所狭しと寺院が建っているので、不揃いな屋根の高さや違った屋根の形状が密集しているのがエモいです。

朝護孫子寺

いや~風情のある寺院だこと。

 

ちなみに和歌山県にも丹生酒殿神社(にうさかどのじんじゃ)の大イチョウと宝泉寺 福定の大銀杏という超馬鹿でかい銀杏の木があるので気になる人は参考までに。

www.smilejapan.jp

 

ここ、朝護孫子寺の近くにある「蓬乃里」という食事処。
風情ある佇まいで前々から気になっているんだけど。

おしながきはこんな感じ。
山菜そば膳が1760円かぁ~。
信貴山唯一の眺望と美しい庭園というのが気になるが・・・
今日は天気も悪いし、それほど観光気分でもないでのまた今度にするかなぁ~。

 

で、やって来たのは大和郡山市にある「大和路うどん わらじや」へ。
丼が食べたい気分なんだよなぁ~。
今日、初めて来てみたんだけど。

注文したのはかつ丼定食で910円。
カツのボリュームがすごいぞ。
っていうかうどん屋なんだけど、刺身定食とか焼き魚定食とか海鮮丼まであるし、鍋系メニューも豊富。
最近はチェーン店ばっかりでこんな和食が食べれるお店が少ないから貴重だわ。
BGMも和で統一されているし、地元で人気のお店なんだろうな。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。

奈良県御所市の霜月祭へ。奈良県では2人しかいない美術刀の刀剣研師の実演やら山伏おねりやら

さてさて、今日訪れたのは奈良県御所市で行われている霜月祭(そうげつさい)へ。
霜月祭(そうげつさい)は江戸時代初期に整備された陣屋町である御所まちの古い町並みを散策しながら御所まちの歴史を学び、特産物などを食べ歩いて御所まちを盛り上げようというもの。
今年で23回目ということなので比較的新しく出来たお祭りである。

奈良県指定無形民俗文化財である御所のススキ提灯献燈行事のPRなどもあり。

獅子舞も御所まちを練り歩く。

なかなかに味わいある町並みがまだ残ってるんですね。
こういう昔ながらの町並みは個々の保存意識が高くないとまじで残っていかないから本当に貴重だわ。

雅楽を演奏しながら練り歩く人達。
笙(しょう)の音色を聞くと、より一層と万葉の歌がうたわれた古都奈良の歴史の深さに思いがふける。

御所まちを散策していると、人だかりができている場所があったので行ってみると・・・
研師という看板が・・・
ほほう、日本刀の研ぎの実演かぁ~。
こりゃぜひ見てみたい。

おおう、この方が美術刀の研師の方かぁ~。
生まれて初めて日本刀の研ぎ作業を見るぞ。

ほほう、作業場はこんな感じなのかぁ~。
木の板の上で作業するんだ。

ほほん、砥石の押さえ方が面白いなぁ~。
砥石を押さえる木の道具を足で踏んで固定するんだな。
少し研いでは、日本刀に光を当てて確認、少し研いでは、日本刀に光を当てて確認の繰り返し。
奈良県では日本刀の研師を生業にしている人は2人だけらしい。

こちらが使用される砥石。
この中に2つだけ京都の亀岡で採掘された天然石があるらしい。
いやいやこれは貴重なものが見れたなぁ。

さてさて、続いてやって来たのは山伏おねりと呼ばれる山伏の練り歩き。

その数がまたスゴイ。
全国から山伏衆が集るのだとか。

なぜ山伏かというと。
奈良県御所市には修験道の開祖である役行者「役小角」の出生の地である吉祥草寺があるのだ。
境内には産湯の井戸も残るらしい。
御所まちを練り歩き、役行者「役小角」の出生の地である吉祥草寺で山伏衆による護摩焚きが行われる。

さてさて、お腹も減って来たのでランチを求めて御所まちを散策。
で、やって来たのは大正7年創設の国産万年筆「モリソン万年筆」の本店跡を活用した町家カフェ。
ちなみにモリソン万年筆は幻の国産万年筆と呼ばれており、昭和中期に万年筆業界を牽引した国産万年筆ブランド。

大正ロマンな雰囲気がある外観とは違い店内のカウンターはモダンな雰囲気。
夜にはバーにもなるそうな。

で、注文したのは本日のカレー「キーマカレー」で1,000円。
これがなかなか旨かったぞ!

腹も満たせたので再び御所まちを散策。
こちらの建物はその昔、郵便局として使用されていたのだそうだ。

たしかに屋根の上の小さな装飾に〒マークがついてある。

こちらはJR和歌山線の線路。
線路と長屋の間にはフェンスや囲いなどはなく、裏の勝手口からすぐに線路にアクセスできる状況。
こういう景観もかなり珍しいのではないかなぁと。
まるで東南アジアのような光景。

そしてこちらは日本酒「風の森」で有名な油長酒造株式会社。

ぼちぼち御所まち散策も終えようかなと思った時に串こんにゃく発見。
にんにく味噌でいただく串こんにゃくもなかなか旨いもんだ。
鼻からぬけるニンニクの風味がなんともパンチが効いていい感じ。

ということで今日はこれまで。
ではでは。

京都の世界遺産「醍醐寺」へ。紅葉の見ごろにはまだ早いけど色づき始めた弁天堂の景観が最高だった。

京都の世界遺産「醍醐寺」

さてさて、今日は3連休の初日。
そろそろ紅葉シーズンになる京都へいっちょ行ってみるかということで・・・
やって来たのは世界遺産の醍醐寺。
紅葉シーズンの京都は道路がかなり混雑するし、駐車場の確保も大変なので今日はバイクではなく、公共交通機関でやってきた。
大阪の某JRの駅から京都のJR六地蔵駅までJRだけで移動してきたんだけど・・・
その料金1170円。
まじか・・・・
無茶苦茶値段上がってないか?
なんかインフレすごいぞ!
京阪なら大阪の京橋から京都の三条まで430円だぞ!
それならおけいはんで来ればよかったわ。

三宝院で秀吉の醍醐の花見を楽しむ

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都観光で醍醐寺に来る人ってそれほど多くない印象がある。
なので3連休でも混まずにゆったりと京都観光が出来るのがいいのだが、醍醐寺以外の観光スポットが周りにないんだな。
それほど長時間滞在できる場所でもないのが残念ではあるが、しみじみとしたいい場所なんだ。

京都の世界遺産「醍醐寺」

拝観料は大人1,000円。
そして醍醐寺の敷地は約200万坪。
東京ドーム141個分なのだとか。

京都の世界遺産「醍醐寺」

で、まず拝観するのは三宝院。
三宝院は豊臣秀吉が「醍醐の花見」と呼ばれる花見の宴を行った場所で、その見事な庭園の設計も豊臣秀吉が行ったそうな。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

こちらは唐門。
国宝である。
朝廷からの使者を迎える時のみ開けられたという門。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

通常の拝観料金では外から庭園が見れるだけなので物足らない。
三宝院の建物内に入るのは別途500円が必要なんだけど、ここはケチらず入っておこう。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

この長く伸びた廊下に微妙な段差がある階段。
雰囲気いいじゃないかあ~。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

こちらは葵の間。
京都三大祭のひとつ、葵祭の様子が描かれている。
こういうゴージャスな襖絵は京都らしさがあるよな。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

こちらは秋草の間。
秋の七草が襖絵になってるそうな。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

こちらは表書院。
国宝である。
上・中・下段の続き間になっており、下段の間の畳をあげると能舞台になるのだそう。
上・中段の間から、下段の能舞台を見下ろせるようになっているそう。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

この枝垂桜の襖絵がむちゃくちゃインパクトがあった。
浜田泰介画伯の作品なんだって。
ふむふむ。
美しさの中になんとも言えない渋みを感じるな~。
ってド素人がいい加減な論評すなー。

京都の世界遺産「醍醐寺」

そしてこちらが豊臣秀吉が設計をしたと言われる庭園。
それにしても秀吉って花見が好きだよな。
吉野の花見は有名だし。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

宇宙に寺院を建てるという発想

京都の世界遺産「醍醐寺」

ん、SPACE祈願って何?
どうやら醍醐寺と京都大学発の宇宙ベンチャー・テラスペースによって、人工衛星軌道上に世界で初めて建立されるお寺なんだとか。
2024年に打ち上げ予定でクラウドファンディングで資金を募っているみたい。
いやいや宇宙のお寺って目から鱗だったわ。
宇宙初の寺院って発想が面白いよね。
その名も宇宙寺院 劫蘊寺(ごううんじ)。

www.gounji.space

 

紅葉のシーズンが美しい弁天堂

京都の世界遺産「醍醐寺」

さて、三宝院を後にして、伽藍エリアへと向かう。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

今日の京都はようやく紅葉が色づき始めたという感じだ。
そして今日の最高気温は25℃の夏日だとか。
もう11月なんだけど・・・

京都の世界遺産「醍醐寺」

こちらは国宝である金堂。
秀吉が再建させたものである。

京都の世界遺産「醍醐寺」

こちらは国宝の五重塔。
醍醐天皇のご冥福を祈るために建立したもので京都で一番古い木造建築である。

で、金堂、五重塔を抜けて進むと、醍醐寺の絶景が現れるんだ。

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

 

京都の世界遺産「醍醐寺」

その絶景がこちら。
醍醐寺の一番奥にある弁天堂。
まだ紅葉の色づきは浅いが、11月中旬からはライトアップも始まり、紅葉の見ごろになると、水面に反射した紅葉の景色が美しく、静かな京都らしい紅葉の景観が楽しめる。
11月中旬から始まる京都の紅葉シーズンに京都を訪れる方。
ぜひぜひ世界遺産である「醍醐寺」も候補に入れて見ては。

 

総門向かいの手打ちそば「しも村」でそばをいただく

京都の世界遺産「醍醐寺」

さてさて、醍醐寺観光で食事となれば・・・
境内内に雨月茶屋という食事処もあるのだが、なぜだか臨時休業中。
ならばとやってきのは醍醐寺の総門の向かえにある手打ちそばや「しも村」

京都の世界遺産「醍醐寺」

京都の世界遺産「醍醐寺」

店内はこじんまりとしてとても落ち着く。

京都の世界遺産「醍醐寺」

で、何を注文しようかと・・・
お品書きを眺め・・・
やまかけそばがいいじゃないかと注文。

ほほん、こんな感じなんだね。
歯ごたえのあるそばに辛めのつゆ。
美味いんだけど、辛めのつゆならば純粋にざるそばを頼べば良かったかな。

 

せっかく京都まで来たのでこれぞ京都という名所を訪ねる。

さてさて、せっかく京都まで来たので京都いえば清水寺でしょうということで。
清水寺の参拝道の清水新道へ。
ご覧の通りの人混み。

相変わらず清水寺は人気スポットである。
老若男女問わず、国籍問わず、京都観光の聖地、清水寺にやってくるのだ。

で、清水坂は人・人・人。

で、産寧坂から二寧坂へ。
土産物屋やスイーツ屋が立ち並ぶ。
こういう場所は一人で来るのは間違いだな。
複数人でわいわいと来るのがいい。

そして、ねねの道を抜けて、円山公園を抜けて知恩院を抜けて・・・
何処まで歩くのかというと・・・
南禅寺まで歩くんだな。
清水寺から南禅寺まで約3.5㎞。
前に一度歩いてみたけど意外に歩けるものだよ。

で、南禅寺まで来てみるとなんだかものものしい。
緊急車両が何台も中門を抜けていく。
何事なのだろう。

南禅寺もようやく紅葉の色づき始めという状況。
清水寺から南禅寺まで意外に歩けるものだよと言いながら結構疲れが出てきて撮影がおざなりになる。

結局、何があったんだろうか。
救急隊員がタンカーを持って山の方へと入っていく。
まさか熊の被害とかじゃないよね。
それにしても人数が多いの気になるところ。
何事なんだろうか。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。

比叡山ドライブウェイで世界文化遺産の比叡山延暦寺へ。国宝である根本中堂の改修工事が見学できるのは貴重な体験だぞ。

比叡山ドライブウェイ

比叡山ドライブウェイ

さてさて、今日やって来たのは滋賀県の比叡山ドライブウェイ。
眼下に見下ろすは琵琶湖にかかった琵琶湖大橋。
滋賀県の比叡山の標高は848mなので高野山とほぼ同じ標高なのだが、見晴らしがいい分かなり雲が近く感じる。

比叡山ドライブウェイ

比叡山延暦寺に行くには比叡山ドライブウェイを使わないと行けないんだけど、この比叡山ドライブウェイが結構、通行料金が高いのよ。
縦走すると2430円。なんだよね。
高野山は通行料金とかないんだけど。
下世話な話で申し訳ないんだけど、空海は無料で、最澄は有料って印象があったりするんだよな。
そんなことで比べるものではないことは重々承知しているんだけど・・・

比叡山ドライブウェイ

そしてこちらは京都側の景色。
今日は気温は低いが天気もよく見晴らしは最高。
なんか、この日の登仙台展望台ではレゲエアーティストのPV撮影をしていた。

 

国宝である根本中堂の改修工事を見学

比叡山延暦寺

さてと、比叡山延暦寺の東塔エリアの駐車場に到着。
比叡山延暦寺は3つのエリアに分かれていて、東塔エリア、西塔エリア、横川エリア。
これらを総称して比叡山延暦寺と呼んでいる。

比叡山延暦寺

東塔エリアが一番大きく、お茶屋やお土産物屋がある。
西塔エリア、横川エリアはお土産物屋や食事をするお店はない。

比叡山延暦寺

駐車場は無料。
拝観料金は東塔エリア、西塔エリア、横川エリア共通で1,000円。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺を巡る方は概ね、奥比叡ドライブウェイで車で巡ることになる。
東塔エリア、西塔エリア、横川エリアとドライブウェイを車で移動するって感じ。

比叡山延暦寺

そしてまずは東塔エリア。
こちらが一番駐車場も大きいし、観光客も多いし、お店もある。
西塔エリアや横川エリアにはお店がなく、お土産物を買う事が出来ないのでこちらで買うのがいい。

比叡山延暦寺

東塔エリアにはなかなか見るべきものが多そうだ。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

こちらが大講堂。
当然、講堂内は撮影禁止だが、本尊の大日如来が祀られてある。

比叡山延暦寺

なすび婆
その昔、比叡山にはなすび色の顔をした老婆の妖怪がいたという。
この老婆、若かりし頃は女官として宮中に仕えていたが
人を殺めたため死後地獄へ落とされた。
しかし仏の慈悲により、心は比叡山に住むことを許された。
その仏思に報いるため、「織田信長の比叡山焼き討ち」の際には大講堂の鐘楼の鐘をついて皆に危険を知らせたという。

こういう伝説的なエピソードは大好物ですな。

比叡山延暦寺

で、その鐘がこちら。
50円で鐘をつくことができる。

比叡山延暦寺

立派な杉の木に囲まれた階段を下りていくと・・・

比叡山延暦寺

少し開けた場所に出てくる。

比叡山延暦寺

まだまだ紅葉には早いが、少しずつ木々が色づいているもよう。

比叡山延暦寺

そして比叡山延暦寺の総本堂であり、国重要文化財である根本中堂へと向かう。

比叡山延暦寺

根本中堂は平成28年から約10年かけての改修工事中。
この改修工事が見学できるというのも稀な機会なのでぜひ訪れて見たかった。
根本中堂が完全に囲われた状態。

比叡山延暦寺

中に入ると、そりゃもう工事現場というより、博物館かと思うぐらい立派な作り。

比叡山延暦寺

こんなの見る機会なかなかないよ~。
これ凄くない。

比叡山延暦寺

むちゃくちゃ細かな作業だよ。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

なんか瓦の下の銅板も綺麗に差し替えられている。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

厚さ2.4㎝、長さ45㎝の椹(さわら)の板を、8.5㎝ずつずらして竹の釘で打つ止めて葺いてます。
って途方もない作業だな。
ゴールが全く見えないような作業量。
その作業に一体どのような意味があるのか。
そんな事を考えてたらきりがない。
これが悟りの世界であり、毎日、お経を唱え、真言を唱えるごとく、一枚一枚と、丹念に椹(さわら)を組んでいくのかな。
なんかこれは感動するななぁ。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

そしてこちらは根本中堂の向かえある文殊楼(もんじゅろう)
この建物も国重要文化財に指定されている。

比叡山延暦寺

さてさて、こちらは阿弥陀堂と呼ばれる場所。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

一つ目小僧
その昔、一つ目一本足の恐ろしく奇怪な姿で比叡山を見回る僧がいたという。
修行をさぼろうとする不心得な僧侶を見つけては鐘をならし、「修行僧よ、僧侶の本分を忘れることなかれ」と言って懲らしめた。
この一つ目小僧は生前厳しい戒律を守り生活をしていた元三大師良源の弟子である「慈忍和尚」と言われており、死後もなお比叡山を守り続けているという。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

 

続いては西塔エリアへ

比叡山延暦寺

さてさて、続いては東塔エリアから車で約2分の西塔エリアへ。
こちらは観光客で賑わう東塔エリアと比べ、かなり静かな印象。

比叡山延暦寺

西塔エリアの見どころはこの「弁慶のにない堂」。

比叡山延暦寺

弁慶のにない堂
西塔にある法華堂・常行堂という二つの建物は、渡り廊下で繋がり並び立っている。
その昔怪力の弁慶が、この渡り廊下を天秤棒にして二つの堂を担いだ・・・
との伝説から「弁慶のにない堂」と呼ばれている。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

こういう伝説はとても面白いよね。
古事記の話にも通じる分かりやす偉人のエピソードだよね。

比叡山延暦寺

こちらは西塔にある釈迦堂。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

ひっそりとした印象が強い西塔。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

手水に目をやると・・・
この水が飲めません・・・
とよくある注意書きかと思いきや・・・
この水は飲めます。
とは。
まじか・・・

比叡山ドライブウェイの展望台レストランへ。

比叡山ドライブウェイ

さてさて、続いては比叡山ドライブウェイの展望台レストランへ。
ここでちょっと昼ご飯でもと立ち寄った。

比叡山ドライブウェイ

標高800m程度の山なんだが、なんだか雲がものすごく近い。

比叡山ドライブウェイ

比叡山ドライブウェイ

比叡山ドライブウェイ

いや~展望台からの眺めは最高ですな。
空は青いし、雲は近いし。
でもレストランは比叡山登山者でいっぱいだったのであきらめることに・・・
まぁそもそもそれほど腹も減ってないしね。

横川エリアで早めの紅葉を味わう

比叡山延暦寺

さてさて、続いては比叡山延暦寺の横川エリアへ。
こちらは横川エリアの見どころである横川中堂。

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

比叡山延暦寺

なんか1本だけすごく黄色に紅葉しているカエデの木があったので撮影。

今なら横川中堂の特別内陣拝観中ですよ。
比叡山延暦寺ってお堂の中を見下ろす感じなのが珍しい。
そしてお堂の中がかなり暗い感じなのも印象的。
このあたりも高野山とは全く印象が違うんだよな。

さてさて、話は変わってこの角大師の護符を目にした方も多いのでないだろうか。

比叡山延暦寺

角大師
平安時代末期、
元三大法師良源が73歳の時に世に疫病が流行り、人々は大変苦しんでいた。
この難局を救うため、良源は大きな鏡に自分の姿を写し疫病退散を念じた。
するとそこには骨ばかりの恐ろしい鬼の姿が写し出されたという。
その姿を版木に刻ませ御札に刷り配ったところ、疫病は元より、あらゆる災厄から身を守ることができたことから、今もなお厄除けの元三大師として信仰されている。

というのがこの奇妙なデザインの角大師の始まりなのか。

で、ちょっと小腹も減ったので東塔エリアまで車で戻って延暦寺御用達、鶴㐂そば(つるきそば)をいただくことに。

注文したのは比叡山そば850円。
そばの風味もあり、御だしもしっかりと濃い出汁の風味で美味い。
ってことで今日はこれまで。

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大阪新世界を徘徊

新世界

さてさて、今日はお天気の良い日曜日。
ってことで気分もよく、新世界をぶらり徘徊です。

新世界

コロナ過が明けて息を吹き返した新世界。
相変わらず北欧、アジア圏からの観光客で賑わっている。

新世界

あらまぁ~お好み焼きの鶴橋風月が別の店に変わってるやん。
っていうか大阪もんじゃってどういうこと!
大阪といえばお好み焼きじゃないか!
もんじゃ焼きは東京発祥だし。
生粋の大阪人だけどもんじゃ食べたことないし。
だが、お店の中はお客さんがいっぱいだな。
結局、粉ものなら何でもいいのかなぁ。

新世界

新世界

新世界

新世界

新世界

新世界

新世界

先月9月に改修工事を終えた通天閣。
なんか・・・どうも・・・これじゃない感・・・
大阪って自分たちの文化を残すの下手くそなのかもしれん。

新世界

新世界

とりあえず「元祖」と言っとけばいいんだな。

新世界

こういうノリは個人的に嫌いではない。

新世界

新世界

これがどういったものか私には理解できない。

新世界

新世界

こういうのが大阪の定番のノリなんだな。

新世界

地元民が大阪のお土産屋を覗くことって珍しいけど、眺めて見ると意外に面白い。
こんなにたくさんのステッカーが売られていたんだ~。

新世界

あれまぁ!奈良県十津川村から寄贈された坂田三吉の棋譜のモニュメントがなくなっている!
誰かが傷をつけた状態までは確認してたのだが・・・
なくなっちゃったのか・・・

新世界

誰が決めたか・・・
戦後大阪府公認射的場一号店!
しかも射的秘宝館って面白い造語を作ったなぁ~。
で、とりあえず「元祖」はテッパンなんだな。

新世界

新世界

昭和感が今なお残る新世界国際劇場。
海外からの観光客が多い新世界のエリアにある劇場だからといって気軽に入ってはいけない。
ここはガチのハッテン場だからな。

新世界

新世界

2020年9月、新世界の名所であったづぼらやの提灯が撤去された。
あれからコロナが明けて3年。
づぼらやのお店はどうなってしまうんだろうか。

ここでちょっと豆知識。
旭ポン酢ってご存じだろうか。
関西圏では有名な地元のポン酢で、1948年に大阪八尾市で生まれたポン酢である。
味にうるさい大阪人の間で評判になった大阪定番のポン酢であるが。

づぼらやのポン酢が美味いということで通いつづけ、そのポン酢を研究して試行錯誤で生まれたのが旭ポン酢であることを知る人は少ない。

当時、づぼらやの店主は、また八尾からお客さんが来ている。
ふぐを食べずにポン酢をばかりをなめている。
けったいな客やなぁ~。
そういう印象だったのだそう。

ちなみに大阪お好み焼きで有名な「千房」の創業者は、千日前にある元祖大阪お好み焼きの「はつせ」に何度も通い、その味を研究して「千房」を創業したと聞いた。

新世界

トカゲって食べれるんだね。
味よりもその仕入れルートが気になるよね。
猛禽類用の餌として取り扱っているペットショップだったりして。

新世界

新世界

これだけ物価が上昇してるのに、コロナ前の値段で提供している立ち食いうどん。
かけうどん、そばが170円だなんて。

新世界

新世界

近年、新世界では弓道場が繁盛しているっぽい。

新世界

新世界

新世界

新世界

ってことで、久しぶりの新世界徘徊でしたとさ。
ではでは。

写真はGRⅢで撮影してものなんだけど。
最近、GRⅢの電源が入らないトラブルが増えて来た。
そろそろ新しいスナップカメラを考えないといけないかな。

奈良の絶景の観光スポット長谷寺へ。本尊の十一面観世音菩薩は一見の価値ありです。

長谷寺

さてさて、今日は三連休の最終日。
せっかくの連休なのに雨が続きますな。
今朝も小雨がぱらつき、行楽シーズンなのに残念な三連休です。
しかも気温もグッと下がり、体調にも負荷がかかりますな。

こんな天気の日は古刹が映えるというとことで奈良県の観光スポット長谷寺へ。
まだ朝10時過ぎという事で参道の人はまばら。

長谷寺

参道から見上げる長谷寺の本堂。

長谷寺

長谷寺

春と秋には長谷寺のご本尊である十一面観世音菩薩の特別拝観が行われ、十一面観世音菩薩のおみ足に触れることが出来る。
入山料は500円。
十一面観世音菩薩の特別拝観は入山料にプラス1,000円。

長谷寺

長谷寺

長谷寺

長谷寺と言えばこの登廊(のぼりろう)。
本堂までは399段ある。
度々、時代劇や映画のロケ地として使用されているので見た事あるって方は多いのではないだろうか。

長谷寺

長谷寺

長谷寺は花のお寺としても有名で、この日は小菊が綺麗に咲いていた。


長谷寺

特に近年はアジサイの撮影スポットとして人気が高く、200鉢のアジサイが回廊にて飾られる。
写真は2022年に撮影したもの。

長谷寺

長谷寺の絶景の撮影スポットと言えばやはりここ。
本堂内にある賓頭盧(びんづる)尊者像ごしの自然の景色。

長谷寺

長谷寺

青青とした緑の光も美しいし、紅葉シーズンに真っ赤に染まる景色も美しい。
ピカピカに磨かれた本堂の木の床に光が反射するのがなんとも幻想的であり、静寂をか持ち出している。
お坊さんの読経が本堂の床にも染み入るのだろうか。
経年変化という言葉があるが、この本堂は経年美化だ。
とても美しい光沢を放っている。

長谷寺

長谷寺

長谷寺

長谷寺

長谷寺

ちなみにこの本堂は国宝指定である。
創建は奈良時代なのだが、何度も焼失し、現存する本堂は江戸時代に建ったものらしい。

長谷寺に訪れてぜひ見てほしいのが御本尊である十一面観世音菩薩。
当然、撮影禁止なので写真で紹介が出来ないが、高さ10mを超す十一面観世音菩薩のそのお姿は圧巻である。

ただ見事なのはその大きさではなく、本堂から見上げる十一面観世音菩薩の安置のされ方だ。

本堂から見えるのは十一面観世音菩薩の腰から上のみ。
そのおみ足は地下というか下の階にある。
そして本堂の奥まった場所にすっぽりと収まるように安置され、その奥行き感と周りの装飾がかもちだす遠近感。
少し高い場所から見下ろされる十一面観世音菩薩の目線は我々拝む者の目線に合わせているかごとく、そして私たちを覆いかぶさるような、得も言われぬ存在感で迫ってくる。

この十一面観世音菩薩を最初に見た時は本当に鳥肌が立った。

長谷寺

長谷寺

長谷寺

そしてこの長谷寺の絶景は本堂だけでなく、舞台の景色も美しい。

長谷寺

長谷寺

長谷寺

長谷寺

法要の読経を聞きながら小雨が降る中、古刹の風情の味わう。

長谷寺

そろそろ帰ろうかと登廊を下っていると・・・
写真に写っている若い女性から声を掛けられ・・・
期間限定でカフェを開催しているのだそう。
いかがでしょうかと・・・

長谷寺

どれどれとメニューが書かされた看板を見てみると・・・
茶粥御膳1,700円という文字が・・・
たまには気分が上がるランチってのもいいもんだ。
ってことで案内をしてもらうことに。

長谷寺

ほほう、なんだか特別な場所で食事が出来るみたいだな。

長谷寺

どうやら月輪院と言われる場所で食事が出来るらしい。
こういう非日常感っていいよね。

長谷寺

建物の中に入ってみると・・・
おおう~いいじゃないか~。
特別感あるぞ~。

長谷寺

外の景色を眺めながら静かな場所で食事が出来るのかあ~。
これぞ古都ならではの醍醐味だなぁ~。
オーバーツーリズムで観光客がごったがえす食事処で食事をするよりもいい体験ができそうだわ。

長谷寺

で、注文したのはもちろん茶粥御膳、1,700円。
いや~これは気分が上がりますな。

長谷寺

奈良と言えば奈良漬が有名なんだけど、茶粥も有名なんだな。

長谷寺

そしてこちらは弘法茶というらしい。
初めて聞いたぞ弘法茶。
弘法大師が健康のために全国に広めたそうでマメ科のカワラケツメイを焙煎しているお茶。
ほうじ茶とはまた違った独特の香りとコクがあり、私にとっては新鮮で美味しかった。

長谷寺

そしてこちらがメインのおかず。
どれもさっぱりとした味付けで美味しくいただきました。
草餅は参道にある寿屋というお店の草餅らしく、さっぱりとした甘みがなんとも美味しく、お土産に買って行こうかなと。

長谷寺

さて、特別なランチも頂いたことだし、登廊を下ってぼちぼち帰ろうかな。

長谷寺

さて、参道には草餅屋が沢山軒を連ねているんだけど、先ほど食べた寿屋ってどのお店なんだろうか・・・

長谷寺

おおう!ここか!
長谷寺彼岸講御用達と書いてある。
また、ご近所さん常連のお店とも書いてるなぁ。
ほほう、ここが草餅の名店なのかぁ~。
で、草餅を2つ購入。
私が食べた生の草餅はすでに売り切れ。
焼き草餅なら残っているとのことでそちらを購入。
昼過ぎで売り切れとはやはり人気店なのかな。

店主によると焼き草餅と生の草餅と毎回計画しながら生産しているのだが何十年やっていてもいつもそのバランスが上手くいかず、どちらかが先に売り切れるのだそう。

そういうテッパンの土産物屋の話も観光土産にはいいんだよなあ。
そういうエピソードもふまえて、家族にお土産を渡すというのが味わいあるんだよなぁ~。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。

350年以上続く奈良の伝統行事、神事でもある奈良公園の鹿の角きりは迫力満点で必見です。

奈良公園

さてさて、今日は奈良公園までお出かけ。
なにやらシェフェスタというフードフェスティバルが行われてもよう。

奈良公園

奈良公園

調べてみると今回で15年目を迎える“奈良の食材とシェフの祭典”なのだとか。
ほほん!これは知らんだぁ~。

奈良公園

で、私が今日、奈良公園に来た目的はこれ!
鹿の角きり!
一度生で見てみたいと思ってたんですな。
で、会場となる鹿苑に向かって春日大社の参道を歩いていると、後ろを歩いているカップルの会話が・・・

「ねぇ。鹿のカクきりやってぇ~。」
「ほんまや!おいしいんかなぁ~。」って

思わずズッコケそうになったわ。
シカ肉の角煮と間違えてるやん。

奈良公園鹿の角きり

鹿苑の近くまですると・・・
うあ~。めっちゃ並んでるやん!
やはり11時45分からの初回はかなりの人が来るんだなぁ~。

奈良公園鹿の角きり

これは12時50分からの2回目にした方がよさそうだな。

ってことで若草山にある観光食堂でおでんとビールをいただきながら時間調整。
おでんと缶ビールで950円。

奈良公園鹿の角きり

さてさて、時間も12時も回ったのでチケット売り場へ。
鹿の角きりへの入場券は大人1,000円。

奈良公園鹿の角きり

チケットを購入して、12時50分まで約30分ほど入場待ちの行列に並ぶ。

奈良公園鹿の角きり

さて、時間通りに鹿苑へ入場。
神事ではあるだが、実況を説明してくる女性がいるようだ。
初めに鹿の角きりの流れなどを説明してくれる。

奈良公園鹿の角きり

まずはこちらのゲートから3頭の鹿が登場するそうな。
なかなか出てこない。
人が鹿を追っているのだが、思うように鹿が動かないらしい。
しばらくゲートを見ていると・・・

奈良公園鹿の角きり

おおー!勢いよく雄鹿が飛び出て来たぞ!

奈良公園鹿の角きり

なんか1頭だけひと廻りデカい雄鹿がいるなぁ~。
こいつは迫力あるぞ。

奈良公園鹿の角きり

鹿苑に放たれた雄鹿たち。
大勢のギャラリーがいるので不思議そうにこちらを眺めている。
ここで角を切られるのは4歳~5歳の雄鹿なのだそうな。

奈良公園鹿の角きり

続いてゲートから出てきたのは勢子(せこ)と呼ばれる人達。
鹿を追い詰めて捕獲する人達だ。
この日はテレビの取材も入っているようでカメラを担いだ人が4人もいる。

奈良公園鹿の角きり

竹竿に赤い旗を付けた道具で鹿を追い込み、十字と呼ばれる捕獲縄で捕獲をする。

奈良公園鹿の角きり

まずは鹿の追い込み。

奈良公園鹿の角きり

勢子(せこ)達が連携して、追い込みたい方向へと鹿を追いやる。
そこに捕獲縄を投げるのだが・・・

奈良公園鹿の角きり

どうやら縄のかかりが浅いようだ。

奈良公園鹿の角きり

角に縄がかかった状態で走りまわる雄鹿達。

奈良公園鹿の角きり

おっと!鹿が引きずる縄をうまくキャッチしたか!

奈良公園鹿の角きり

よし!捕らえたか。

奈良公園鹿の角きり

と思いきや、やはり角のかかりが浅かったようで、スルッと縄が抜けてしまった。

奈良公園鹿の角きり

さぁ次はどうだ。
かかったか?

奈良公園鹿の角きり

おう!これはかかったんじゃない!

奈良公園鹿の角きり

残念!かかってなかった!
このようなターンを何度も何度も繰り返す。
鹿達もかなり疲労困憊してきたようだ。

奈良公園鹿の角きり

縄はかかったものの、鹿の顔にまで縄がかかってしまった。
これはこのまま引っ張るわけにはいきません。

奈良公園鹿の角きり

ならばもう一度縄かけにチャレンジ!
が、失敗。

奈良公園鹿の角きり

奈良公園鹿の角きり

よし!今度こそ!

奈良公園鹿の角きり

どうだ!かかったか!

奈良公園鹿の角きり

よし!かかったぞ!

奈良公園鹿の角きり

しかし、雄鹿の力が強すぎて縄を手放してしまった。

奈良公園鹿の角きり

ならば、引きずる縄を飛び込んでキャッチするのだ。

奈良公園鹿の角きり

ようやく捕まえたようだ。

奈良公園鹿の角きり

捕らえてからも大変な危険を伴う。
台付けと呼ばれる丸太に巻いた縄に捕獲縄を通し、引っ張って鹿の頭を地面に近づけさせる。

奈良公園鹿の角きり

タイミングを見計らって勢子(せこ)が鹿の角を両手でつかんで地面に押さえつける。

奈良公園鹿の角きり

この時、鹿は後ろ足を蹴って暴れるので非常に危険だ。

奈良公園鹿の角きり

すぐさま鹿の体を倒し・・・蹴られないように。

奈良公園鹿の角きり

大勢で鹿の足を押さえる。

奈良公園鹿の角きり

捕獲された鹿は近くにゴザを引き、そのゴザまで運ばれる。

奈良公園鹿の角きり

鹿をゴザの上に寝かせると神官の登場。
奈良公園の鹿は神の使いなので鹿の角を切るのは神官が行う。
まずは興奮した鹿に水を飲ませて鹿の気を静める。

奈良公園鹿の角きり

そしてノコギリでゴキゴキと鹿の角を切る。

奈良公園鹿の角きり

角1本切るのにそんなに時間はかからない。
おおよそ15秒ほど。

奈良公園鹿の角きり

切った鹿の角はこのようにしてギャラリーに向けて披露してくれる。

奈良公園鹿の角きり

さて、無事に角を切ったわけだと・・・
危険なのはこの押さえつけた鹿を離すタイミングだ。
タイミングを間違えると後ろ足で蹴られる恐れがある。

奈良公園鹿の角きり

タイミングを合わせて一斉に体を鹿からはなす。
案の定、鹿は勢いよく飛び跳ねて去っていく。
鹿に蹴られると内臓まで破損することがあるらしい。
ほんとうに危険な神事なのだ。

この日は大きな雄鹿に手こずったため、本来は3頭の鹿の角を切らなければいけないが、残りの鹿の体力の事も考慮して、2頭でお開きという事になった。

いや~それほどしぶとく粘った鹿の迫力はすごかったわ。

奈良公園鹿の角きり

2頭でお開きになったことを申し訳なく思ったみたいで、神官の方や瀬古の人がギャラリー全体を回ってシャッターチャンスを作ってくださった。

奈良公園鹿の角きり

そしてこちらが捕獲縄の十字と呼ばれるものと鹿の角を切るノコギリ。

奈良公園鹿の角きり

こちらでは鹿の角が3,000円で売られていて、結構購入する人が多かった。
さてさて、お目当ての鹿の角きりの神事も見れたことだし。
ここからは鹿活としますかね。

奈良公園

やはりりっぱな角を持つ雄鹿の姿は猛々しい。

奈良公園

奈良公園

奈良公園

奈良公園

こいつが今日一番のお気に入りの写真。
雄たけびを上げる雄鹿。
ケンカで失ったのであろうか、片方の角がかけている。
まるで歴戦錬磨のいぶし銀の武将のようである。

奈良公園

こいつはケンカでもしたのだろうか。
角があらぬ方向に曲がってしまっている。

奈良公園

奈良公園

奈良公園

奈良公園

奈良公園

奈良公園

奈良公園

奈良公園

いや~鹿さんたちのいろんな表情を見るのは面白いですな。
渋い雄鹿の風格も魅力あるし、若い小鹿の愛らしいさや、コミカルなしぐさの鹿達もいる。

ってことで今日は奈良公園を満喫しましたとさ。
ではでは。

奈良公園

ブヒィ!

あおにおし奈良大和路にも秋の訪れ

今週のお題「急に寒いやん」

「なんでもうフリース来てんの!」とかみさん。

「急に寒いやん」と私。

「ビール飲みすぎて体冷えてんちゃうん!」とかみさん。

「いやでも本当に急に寒いやん」と私。

「フリースはさすがに早すぎるやろ!しかし!」とかみさん。

「でも着るもんないやん」と私。

「今からフリース来てたら冬どうすんねん!」とかみさん。

「でも風邪ひいたらいややん」と私。

「ビールの量抑えられへんの!」とかみさん。

「いや~それとこれとは話が違うんだな・・・」と私。

毎年この時期になると我が家ではこのような会話をしている。

しかし今年の気温差は激しすぎる。

ホームセンターに行くともう使い捨てカイロが山のように陳列されているし、石油ストーブやファンヒーターが目抜きコーナーに並べてある。
もう冬の準備かぁ~。

我が家も昨日からタオルケットから毛布に切り替えて寝ることにした。
ほんとうに極端だ。

この激しい気温の寒暖差に体調を崩す人が多いらしい。
秋バテというそうな。
もう年がら年中バテそうだけど。

先日まで夏の延長であった気候なのだが、自然界は着実に秋に向かっているようで。
奈良大和路にも秋の景色が訪れた。

法起寺

法起寺

法起寺

コスモスの撮影で有名な奈良県の法起寺。
法起寺は法隆寺地域の仏教建造物として世界遺産にもなっている。
この法起寺の三重塔が日本最大最古の三重塔で、706年の完成当時のままの姿だ。

今回は今年のコスモスの咲き具合はどうかなと。
具合を確認しによってみたのだが、まだ早いかな。

それでも結構撮影に来ている人もいて、おおう、もう結構いるなぁ~と思った。
たぶんベストな時期は来週末か、それとも再来週ぐらいかなぁ。
10月中旬~下旬に来るのが良さそうですね。

ってことで、今日はこれまで。
ではでは。

 

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日本で最も美しい仏塔といわれる東塔がある奈良県の世界遺産、薬師寺へ

 

奈良県の世界遺産薬師寺訪問

世界遺産薬師寺

さてさて、今日やって来たのは奈良市にある世界遺産、薬師寺。
国宝である東塔が約12年ぶりに修復工事を終えた東塔。
今年4月にようやく落慶法要が行われて、特別公開をしているとことでやってきた。

世界遺産薬師寺

薬師寺を訪問するのはこれで2回目。
約7年前に訪れた時は国宝である東塔が修復工事で防音シートで覆われていたんだな。

世界遺産薬師寺

こちらが薬師寺のマップ。
マップで見るとかなり広い印象。

世界遺産薬師寺

さてさて、薬師寺の拝観料ですが一般の拝観料は1,100円。
【国宝東塔落慶記念】 東塔・西塔特別公開共通拝観料は1,600円。
うーむ、そうか今日は東塔、西塔の中まで見る必要はないかな。
ってことで一般の拝観料を購入。

そして東西に金剛力士像が並んでいるのが中門。

世界遺産薬師寺

世界遺産薬師寺

薬師寺の金剛力士像はインパクトがあるなぁ~。

世界遺産薬師寺

世界遺産薬師寺

中門を抜けると目の前に飛び込んでくるのが金堂。
昭和51年に再建されたもの。
この金堂には像高254.7㎝の国宝、薬師如来と同じく国宝である日光菩薩、
月光菩薩が祀られてある。
金堂自体は1528年に焼失したものの、薬師三尊は光背を焼失するものの、お像は自体は当初の造形を残しているのだとか。

世界遺産薬師寺

当然、中の撮影はNGです。

日本で最も美しい仏塔といわれる東塔

世界遺産薬師寺

で、こちらが今回のお目当ての東塔。
日本で最も美しい仏塔といわれているそうな。

世界遺産薬師寺

世界遺産薬師寺

みなさん、この東塔、何重の塔だと思います?
屋根の数は6つですよね。
では6重の塔なのでしょうか。

では、扉の数に注目してください。
扉は3つですよね。

そうなんですよ。
東塔は三重塔なんですね。

なのに屋根が6つ。
これは裳階(もこし)と呼ばれる飾り屋根で、各層に裳階(もこし)がつけられた塔は薬師寺だけなんですな。
この屋根の大小がおりなすバランスはとても美しくその姿が日本一と言われるのだとか。

ちなみに東塔は、薬師寺創建当初から唯一現存する建物で、平城京最古の建造物。
1300年という時空を超えて今なお建っている建造物なんですね。

この東塔の姿を見て、アーネスト・フェノロサが「凍れる音楽」と表現したそうな。

ってアーネスト・フェノロサって誰よ!

アーネスト・フェノロサは日本古来の文化財が軽視されていた明治時代に、その価値を認め、保護に努めたアメリカの哲学者。

日本政府の要請を受け来日したアーネスト・フェノロサ。
哲学者・政治学者でありながら美術への造詣も深く、奈良の文化財に、ギリシャ・ローマ美術にも通じる美を見出したという。

明治21年、宝物調査で奈良を訪れた際に文化財保護の講演を行った。
その際に「日本の美術は西洋と比較して、少しも劣るものではない」

「奈良の文化財は、奈良という一地方だけでなく、世界の宝。その保存の大任は、みなさんが尽くすべき義務であり、栄誉です」と言ったそうな。

奈良の文化財保護に尽力したアーネスト・フェノロサですが、日本の仏教美術を見て回るうちに仏の教えに触れ、やがて仏教に改宗までしたそうな。

そんな彼が薬師寺の東塔を見て「凍れる音楽」と評したというわけだ。

東塔は周知のごとく三重塔ではあるが、各層に裳階(もこし)がついているので六重の塔のようにみえる。
そしてこの裳階(もこし)のひろがりが塔に音調と陰翳を与えている。
白鳳の祈念に宿る音楽性はここにもうかがわるるであろう

亀井勝一郎
「大和古寺風物詩」より

 

修学旅行の学生に流暢に薬師寺の説明をするお坊さんに驚いた

世界遺産薬師寺

さて、東塔の話ばかりですが、こちらが西塔です。
西塔は昭和56年に再建されたもの。

世界遺産薬師寺

国宝である薬師三尊が祀られている金堂を抜けると見えてくるのが大講堂。

世界遺産薬師寺

こちらは平成15年に再建さて、中には弥勒三尊像がお祀りされている。

世界遺産薬師寺

ここで振り返ると薬師寺らしい撮影スポットが。
左に東塔、中央に金堂、右に西塔。
これで天気が秋晴れならいうことなしだったんですがね。
今日は修学旅行の学生がひっきりなしに訪れている。
しばし学生がはけるのを待つ。

世界遺産薬師寺

学生がはけるのを待って再度撮影。
いやいやこりゃ美しいわ。

世界遺産薬師寺

修学旅行生は僧房の方へ行くようだ。
僧房で何があるんだろうと思って近づいてみると・・・

「こちらが東塔です。こちらが西塔です。トレンディエンジェルです!」
「そして永い年月の間で塗装が剝げ落ちたわけです。ってそこで私の頭皮を見たヤツおるやろ!」
「これは禿げてるんでなく、極端に髪が短いだけ!」

なんて流暢に薬師寺の説明をしている声が聞こえて来たので、その話の上手さに惹かれて、僧房の外で少しばかり盗み聞ぎをしていた。

学生を前に誰かが薬師寺の説明をしている。
その話のテンポは速く、リズムが良い。
10秒に1度は笑いを入れている。
そして学生に対してツッコミなんかも入れている。
立て板に水のごとく、薬師寺の説明をして学生から爆笑を取っている。

まさか、本当にトレンディ―エンジェルなのか。
そう思ってしまうほどのシャベクリなのだ。

あまりに流暢なそのシャベクリにその正体が気になって建物の中を覗いてみると・・・

なんとお坊さん!

そうか!場数が違うのか!
毎日、毎日、何回も学生相手に同じ説明をしていると、これほどまでに完成されたシャベクリになるんだな。

いや~これには驚いたわ。
薬師寺を訪れた人はぜひこのお坊さんの説明を聞いてみてほしい。
学生が退屈せずに興味が湧くよう工夫されているのだ。

 

 

続いて平城宮跡歴史公園へ

平城宮跡歴史公園

さてさて、世界遺産の薬師寺を後にしてやって来たのは平城宮跡歴史公園。
午後になってようやく青空が広がってきた。

平城宮跡歴史公園

平城宮跡歴史公園

平城宮跡歴史公園

こちらは朱雀門。
平城京の正門であったそうな。
ちなみにこちらの建物は平成10年に再建されたもの。

平城宮跡 歴史公園

で、こちらが平城宮いざない館という展示、体感施設。

平城宮いざない館

建物の中に入るといろんなゾーンに分かれてるんだな。

平城京

国営平城宮跡歴史公園

国営平城宮跡歴史公園

国営平城宮跡歴史公園

国営平城宮跡歴史公園

これだけいろいろな展示ゾーンが見れて、現地無料ガイドの案内もあって入館無料なんだよね。
なので家族連れの観光などに超おススメ!
奈良公園、唐招提寺、薬師寺にも近いし。

国営平城宮跡歴史公園

こちらが当時の庶民の食事。
精米していないお米を炊いたご飯と青菜の汁物。
味付けは塩が基本。

そしてこちらが貴族の食事。
平城京の時代にここまでごちそうが食べれていたとは驚いた。
食器は漆塗りでシカや鴨の肉、アワビやエビといった海産物。
鍋や蒸し物のようなものまであるぞ。
こりゃ想像以上に豪華だったわ。

舟などもある。

この施設が出来た手の頃に一度来たけど、コロナ過を経過してかなり規模が縮小されているみたい。
お土産物屋で1棟、食べ物屋で1棟あったんだけど、結局、1棟に集約されてしまったようだ。

ちなみに平城京の次は、どこに遷都したか分かる?
平安京だろって思っていた私。
実は平城京の後、無茶苦茶遷都しまくりだったわ。

平城京から30年後に京都府木津川市の恭仁京(くにきょう)へ遷都。
その3年後に滋賀県甲賀市の紫香楽宮(しがらきのみや)へ遷都。
その2年後に再び平城京へ遷都。
その39年後に京都府長岡京市の長岡京(ながおかきょう)へ遷都。
その10年後に平安京へと遷都して落ち着くことになる。

なんなん、この100年間の遷都ブームは。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。

 

 

「タカの渡り」を観測するという愛好家が全国にこんなにもいることを今日初めて知った。

さてさて、今日は家内の友達が家に来るから駐車場を空けておいてほしいと・・・
特に行き場所もなかった私なんだけど・・・
家の駐車場を空けるためとりあえず車に乗って出かけるものの。
どこに行っていいのやらとおもいあぐねながら奈良県五條市方面へと来たんだな。

そして車運転しながらふと公園の方を見てみると・・・

うん!?

なんだ!なんだ!あの三脚の人たちは?
一体どんな被写体をねらってんだ!
これほどの数の人が集まっているんだ。
きっと面白い被写体に違ない。

気になったので奈良県五條市にある5万人の森公園にちょっとよって見ることにした。

さて、彼らが眺めている方角に目をやってみると・・・

うーん、何もなさそうだけどなぁ~。
バードウォッチャーにしては眺めている金剛山までずいぶんと距離がある。
こんなバードウォッチャ―は見たことないが・・・
いったい何の愛好家達なんだろうか。

で、愛好家の人に何を見ているのか尋ねてみると・・・
「タカの渡り」なんだとか。
夏を日本で過ごした鷹たちはこの時期に日本列島の上空を南下して東南アジアで越冬するのだそう。
そしてその主なルートは2つなのだとか。
1つは北海道から竜飛岬を経由し、日本海沿いに南下。
長野県の白樺峠から西へ向かい瀬戸内海を抜けて、九州、東南アジアへと至るルート。もう1つは関東地方から伊豆半島などを通り、伊良湖岬から紀伊半島へ渡り、四国を横断して九州へと渡るルート。

そしてまさにここ奈良県五條市の5万人の森公園が鷹たちが渡るルートになるのだそう。

ほほう!面白い!
毎年毎年ピンポイントのルートを通って鷹たちが東南アジアと日本を往来しているのか。

さっそくネットで調べてみると全国に「タカの渡り」愛好家がいるようで、タカの渡り全国ネットワークというサイトでは、リアルタイムに全国の「タカの渡り」観測スポットからいつ、どんなタカが渡ったかの情報が共有されている。

もちろんここ奈良県五條市5万人の森の観測記録も掲載されている。

http://www.gix.or.jp/~norik/hawknet/hawknet0.html

データを覗いてみると奈良県では断トツの観測数がここ5万人の森であった。
9月30日時点で今年渡ったタカの数は2031羽。

ほほう、ここはそのような場所であったか。
知らなんだな~。

特に予定もないので、私もしばらく空を眺めていたが、トンビが舞うぐらいであった。
タカの渡り全国ネットワークのサイトで調べてみると今日この場所で観測出来たタカの数は286羽。

なに!そんなに渡ってたの!

 

ホークウォッチャーってともいわれる「タカの渡り」。
バードウォッチングの一分野でもあるんだけど、かなりマニアックな部類なんだって。
ひたすら待って待って待って観測するんだけど、待ったかいがあるのだそう。

それはタカ柱というらしい。

タカ柱とは、タカの群れが上昇気流にのって上空へと旋回しながら昇っていく群れの様子の事を表しているそうな。
多い時には1000羽ぐらいの群れになるという。

ほほう、そんなの見れたら鳥肌ものだな。

youtu.be

下記サイトには全国の観測スポットが掲載されているので興味がある人はちょっと行ってみてもいいんじゃないかなぁ。
「タカの渡り」のシーズンは9月から始まり11月中旬ごろまで観測できるみたいですよ。
http://www.gix.or.jp/~norik/hawknet/hawknet0.html

で、「タカの渡り」の愛好家さんはどんな双眼鏡を使っているのだろうと・・・
調べてみたら無茶苦茶高かったわ。

ってことで今日はこれまで。
ではでは。

 

 

 

奈良県の彼岸花撮影スポット5選を紹介。まさに万葉ならではの情景。

さてさて、今日は奈良県の彼岸花の撮影スポットをご紹介。
過去に撮影したものもありますが、歴史的な酷暑の今年はどんな感じなのかなぁ~。
という事で回れる範囲で今年の彼岸花の状況を見てきましたよ。

 

奈良県御所市にある葛城一言主神社

奈良県の彼岸花の撮影スポット

奈良県の彼岸花の撮影スポット

まずは奈良県御所市にあります一言主神社へ。
今年も例年同様に彼岸花が咲き乱れておりますよ。

奈良県の彼岸花の撮影スポット

今日は気持ちの良い秋空がいい感じ。
ですが、気温はすでに30℃近い真夏日だわ。

奈良県の彼岸花の撮影スポット

せっかくの秋空なので彼岸花の真っ赤な色と青く澄んだ空のコントラストを活かしたいなぁと撮影。

奈良県の彼岸花の撮影スポット

奈良県の彼岸花の撮影スポット

奈良県の彼岸花の撮影スポット

奈良県の彼岸花の撮影スポット

なるべく人の気配を隠すように撮影をしていますが、平日でも人は多いんだな。
あぜ道に咲く彼岸花のラインを強調したかったのでEF16-35mm F2.8L USMの広角レンズで撮影。
もう20年も前に発売されたレンズなんだけど、中古で手に入れて気に入って使っている。

奈良県の彼岸花の撮影スポット

アマチュアカメラマンが集う場所なので、一言主神社までの参拝道は駐車している車でいっぱいになる。
ただし出入りが激しいので大渋滞とはならないかもです。

 

御所市伏見の伏見池

奈良県の彼岸花の撮影スポット

さてさて、続いてやって来たのは奈良県御所市の伏見池。
ここは池の周りをぐるっと彼岸花が囲む撮影スポット。

奈良県の彼岸花の撮影スポット

奈良県の彼岸花の撮影スポット

う~ん~。
今年はなんだか寂しい状況。
彼岸花がぐるっと池の周りを囲ってなく、途切れ途切れになっている。

奈良県の彼岸花の撮影スポット

ちなみに2021年9月20日に撮影した時はこんな感じ。
がっつりと池の周りを彼岸花が囲っているよね。
今年はなんだかいまいちな感じで撮影をする人も少ない印象。

 

奈良県でナンバー1の彼岸花の撮影スポット、九品寺はどうなったか

奈良県の彼岸花の撮影スポット

さてさて、続いては奈良県でナンバー1の彼岸花の撮影スポットとして人気の九品寺へとやってきた。

奈良県の彼岸花の撮影スポット

こちらは2021年9月20日に撮影したもの。
燃えるような赤い絨毯で有名だった九品寺だが、あまりの人気で近隣住民が迷惑をしているとのことで・・・

奈良県の彼岸花の撮影スポット

今年はどうかというと・・・
あらまぁ~、完全に刈り取った状態。
周囲には柵も設置され、侵入禁止の状態となっていた。
これは完全にアマチュアカメラマンのマナーによって自ら撮影スポットを失ったという事なのだろう。
いつの日か復活するといいなぁ~。
GoogleMapにも彼岸花で有名なと記載されているだな。

 

石階段沿いに咲き並ぶ彼岸花が美しい宇陀市佛隆寺

奈良県の彼岸花の撮影スポット

奈良県の彼岸花の撮影スポット

さてさて、こちらも奈良県では有名な彼岸花の撮影スポットである奈良県宇陀市にある佛隆寺。
今日は時間の都合で寄れなかったが、写真は2021年9月20日のもの。
大和三名段と言われる境内まで197段の石階段の脇を沿うように咲く彼岸花が見事な場所。
境内にある樹齢900年の天然記念木である桜も有名。
古刹というだけあって山の中の静かな雰囲気が漂うお寺。

で、気になったのが「大和三名段」という言葉。
奈良県の公式観光サイトには佛隆寺の197段の石階段は「大和三名段」と記載されていた。
当然気になったので残りの2つはどこ?
ってことでネット検索しても佛隆寺の記事しかヒットしない。
ほほん、誰が言ったか「大和三名段」!

ってことでネットでヒットしないなら、ChatGPTに「大和三名段とは?」と尋ねてみると・・・

ChatGPTによると大和三名段とは日本の国家形成と政治的な発展における重要な時期を表しています。と・・・
ようするに大和の地で国家が文化的に反映する時期を大和三名段というのだと。

大和初名段(やまとはつめいだん)は仁徳天皇や応神天皇の頃で奈良周辺で中央政権が形成された時期で豪族が争っていた時代。

大和中名段(やまとなかめいだん)は推古天皇や聖徳太子の頃で奈良を中心に国家体制が発展し、仏教が伝来した時代。

大和後名段(やまとあとめいだん)は飛鳥時代で文化の黄金時代を迎えた時代。

この歴史的な大和の文化発展の段階を大和三名段というらしい。

おいおい!佛隆寺の大和三名段とは何ぞや!
すっかり話がそれてしまいました。

 

真っ赤な絨毯の吉野郡世尊寺

奈良県の彼岸花の撮影スポット

奈良県の彼岸花の撮影スポット

奈良県の彼岸花の撮影スポット

さて、こちらも過去に撮影したものになりますが、2022年9月30日に撮影したもの。
見事に赤い絨毯となっていますよね。

世尊寺は聖徳太子が建立されたとのことですが、はっきりしたことは分からないのだとか。
しかしながら少なくとも飛鳥時代に建てられ物の可能性が高いらしい。
日本書紀にも登場するお寺。
古い民家が集う場所にポツンと時代を感じる古刹が残されているのが印象的だった。
この場所は結構穴場かもしれん。

秋の行楽シーズンに吉野に出かける前にちょっと寄り道ってのがいいかもです。

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まとめ

奈良県大和路は花の名所が多い場所なんだな。
今回紹介した彼岸花の撮影スポット以外にも明日香村やら本薬師寺跡やらいろいろある。
秋のシーズンはコスモスやら紅葉やらで奈良の古刹名所巡りも賑わってくるんだな。
同じ歴史ある京都とはまた全然違う太古の大和文明を感じる景色があるんだな。
万葉集で歌われた歌の景色が今でも感じ取れる。
まさに言葉にして残さずにはいられない自然の情景。
奈良の観光協会の回し者ではないのだけれど、空が広い奈良ならではの情景はやっぱりいいなぁ~とそう思う今日この頃です。

ではでは。

 

 

奈良県の秘境の絶景温泉スポット。上湯温泉へソロツーリング。

さてさて、今日は奈良県の秘境の温泉、上湯温泉を目指してソロツーリング。
まずは国道168号線で「道の駅 吉野路大塔」まで。
残暑も緩み、今日は本当にバイクが多い。
っていうか先週まで吉野界隈でも気温が30度以上あったのに。
今日は朝9時30分で大塔付近の気温はなんと16度だと

山をなめんな!って思いで少し厚手のマウンテンジャケットを着てきたのだが。
それでも体が冷え切って寒いんだわ。
この1週間でここまで気温が下がるとは、まだまだ山をなめてたようだ。
「道の駅 吉野路大塔」ではササっと休憩を済まし、次の休憩ポイントへ。

で、やって来たのは「道の駅 十津川郷」
ここまで来るとバイクの数もやや少ない。
先ほどの「道の駅 吉野路大塔」で休憩をしていたバイクもチラホラ見かける。
同じルートを走るバイクは休憩ポイントで何度も出くわすことがあり、それがきっかけで話かけたりすることもあるんだよな。
みんなここの名物でもある串こんにゃくを食べているけど、今日はパスしてさらに山奥へと目指す。

国道168号線の十津川温泉を超えて、国道425号線へと入る。
国道425号線は誰が決めたか「日本三大酷道」の一つらしい。

いつもならエメラルドグリーンの十津川なのだが、今日はダムの放流などの影響もあって、かなりくすんだ色をしている。

さて、国道425号線から県道735号線、龍神十津川線へと入ると川の色が変わってかなりの透明感。

渓流釣りをしている人もいるなぁ~。
うむうむ、今日求めていたのはこの清らかな川の情景なんだよな~。
ほんとうはずっとずっと下流でもものすごく清らかな川の景色が見れるんだけど・・・
今日は先週の奈良、和歌山に線状降水帯が発生してえらいことになったからいろんなダムが放流をしてるんだろうなぁ。

さてと到着したのは奈良県の秘境の絶景露天風呂「上湯温泉源泉露天風呂」

この道を上湯川のほとりまで下るんだけど。
初めて来た大型バイクはちょっと下るのためらうよね。
この先、まともな駐車場があるのだろうかってね。

上湯温泉

いちおうフラットな駐車場はあるんだけど、そこは車専用で、バイクはちょっと坂になった場所に停めないといけないんだな。
1000㏄を超えるバイクだとちょっと出る時大変なんだな。
でも、坂道の上にも小さな駐車場があるから、少々歩くのを我慢すれば坂道の上の駐車場の方が断然バイクは出し入れはしやすい。

ここまで道すがら一緒だったバイクの人にあいさつをしてさぁ冷えた体を温めるぞ。

上湯温泉

このパーテーションのような仕切りの向こうが源泉かけ流しの露天風呂。
脱衣所も露天。
ちなみに入浴料は500円。
天然温泉で入浴料が500円と安いのはやはり秘境だからなんだろう。

上湯温泉

上湯温泉

上湯温泉

で、温泉はこんな感じ。
流れる上湯川のすぐ脇に作られた天然温泉の露天風呂。
3年前に尋ねた時は貸切状態だったんだけど。
今日は10人ほどの入浴客がいた。

泉質はナトリウム炭酸水素塩泉でヌルっとした感じ。
肌をしっとりさせる重曹泉とのこと。
硫黄臭はなく、温泉の色も透明。
だが、かなり大きめの湯の花が湯舟に浮かんでいるので泉質としてかなり濃厚なのかも。

上湯温泉

ちなみに湯舟に注がれる源泉は80度なので源泉を直接触ると熱いぞ!

 

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さて、温泉で体も温まったし、まったりツーリングを再開。
国道168号線から国道435号線を走って下北山村へと向かい、国道169号線で帰路へと向かう。

はるか崖下を流れる上湯川。

めちゃめちゃ川の水が綺麗だわ。

そして迫りくるような山の木々の情景。

どこまで行っても緑に囲まれた山の情景がなんとも美しい。
もうそろそろ夏の山の緑萌え~も見納めのよう。

ちょっと景色のいい場所を見つけたのでバイクを停めて散策。

どこまでも続く山の景色がいいよね。
お天気もいいし。

遠くに見えるつり橋の情景も最高だわ。柳本橋(吊り橋)というらしい。

さてと、国道425号線を走っていると・・・

滝のように水が流れる場所があったんだけど・・・
付近になんの案内板もないことを考えると普段は滝ではないということなのかな。

で、バイクを停めたその先を見ると・・・
さらに大きな滝が見えるじゃないか。

おお~これは結構デカい滝だぞ~。

で、行ってみると不動滝というらしい。

三脚を持ってこなかったので、柵の上にカメラを置いてシャッタースピード1.6秒で撮影。

これはなかなか見事な滝だなぁ~。

で、続いて訪れたのは清納の滝の近くにあるつり橋。

かなり老朽化している状態。

当然ながら今では渡ることが出来ない。
昔は3名までは同時に渡ることが出来たようだ。
3名までの重量という案内版が残っていた。
このようにかなりの山奥でも近代的な人の営みの形跡が残っているのが紀伊山脈の面白いところなんだな。

おう~。
なんか山奥でなんか不気味なトンネルに出た~!

この手のトンネルは紀伊山脈には沢山あるんだけど~。
これほど車通りのない道でのトンネルは不気味だよね。

葛川隧道というのか。

この場所は初めてだな~。
私が隧道の撮影をしていると宅配便の車が通っていったけど。
こんな山奥まで宅配便って大変だな。
って思ったけど逆にそんな宅配便の仕事も酷道好きには堪んない仕事なのかもね。

さてさて、人通りの少ないトンネルを抜けて、迫りくる山々の景色を堪能しながら国道425号線で下北山方面へと向かう。
ここまで来るとほとんどすれ違う車やバイクは数少ない。

うわー!なんとまぁ~。
崩土で通行止めかぁ~。
まぁ紀伊山脈ではありがちなんですけどね~。
どうしょうかな~。

空中の村でも行ってみるかとも思ったが・・・
山の日暮れは早いのでルートを変えて帰路へと向かう。

いや~ガードレールのない山道を走るのは気持ちいいね~。
こんな山奥でも集落があるんだな。
概ね廃村になっているみたいだけど、なかには洗濯物を干してある集落もあるなぁ~。

少し人の気配を感じて一安心。
しばしバイクを停めて休憩がてら撮影。

はるか谷底を流れる川の水がめちゃ綺麗。

山の景色も最高だな~。

さてと、国道425号線で下北山村へ向かうのは断念して、瀞峡までやって来た。
ここから国道169号線で帰路へと向かう。

で、下北山温泉きなりの湯へと到着。

ここは温泉に入らずともいろいろなメニューの料理が食べられるんだな。

そしてこのゆったりとしたスペース。

で、遅めの昼食に注文したのは真菜そば定食1,000円。
下北春なまを使ったうどんとめはり寿司の定食なんだな。

この真菜を使った蕎麦というかうどんがなかなかに美味い。
冷えた体に出汁がきいた温かいお汁も旨いんだなぁ。
ってことでお腹も満たされたことだし、家路まであと100㎞走るとするか。

なんか雲行きが怪しくなってきたり、山を越えると急に晴れたりを繰り返しながら大阪への帰路に向かう。

ってことで無事に帰路につきブログを更新しております、
さてさて、今日はこれまで。
ではでは。